観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

“看板商品”づくりにまい進 わたかの島

元教員の峠さんが奔走 自然体験充実図る

志摩市わたかの島の旅館・福寿荘は、観光庁の今年度事業「地域独自の観光資源を活用した地域の稼げる看板商品の創出事業」に提案していた事業が採択され、取り組みを進めている。自然豊かな島の環境を生かした体験と、選定されている「恋人の聖地」という地域の魅力を磨き上げる。

同事業は、地域経済を支える観光の本格的な復興につなげようと地域の観光商品の創出・販路開拓を支援するもの。自然や食、歴史・文化・芸術、生業、交通など地域の観光資源を生かし、“稼げる”看板商品の創出に向け、コンテンツ造成から販路開拓にいたる費用を補助する。

同社が取り組む事業は、島の自然を活かしたマリンアクティビティと「恋人の聖地」を活かした持続可能事業を造成すること。四方を海に囲まれたわたかの島でSUPをはじめとするマリンアクティビティ体験を設定。上空から見た島の形がハート型に見えることなどから選定されている「恋人の聖地」を島の魅力としてアピールし、ウエディングを提案するほか、夜の島の美観として星空観察なども予定している。

渡鹿野島

空撮で見るとハート型の渡鹿野島

看板商品づくりに奔走しているのが、わたかの島の地域協力隊隊員の峠広之さん。石川県小松市生まれで、大阪府の小学校教員を経て、10年前に田舎暮らしに興味を持ち、過去に職場旅行で訪れた三重県でのもてなしに感銘を受けて、協力隊に応募。わたかの島では2021年4月から活動を始めた。

現在、一般社団法人志摩アドベンチャーコンサルタンツのSUPのインストラクターも務める傍ら、SUPやヨガなどの魅力をSNSで発信したり、島の清掃や草刈り、祭事など地域活動に積極的に参加している。

峠広之さん

地域おこし協力隊員の峠さん

峠さんの隊員としての任期は23年3月末まで。来年度にはNPO法人か一般社団法人を福寿荘とともに立ち上げ、マリンアクティビティと「恋人の聖地」をからめた事業を行っていく。

三重県伊勢志摩 旅のおすすめサイト


戸田家
【鳥羽市】

鳥羽市観光協会
【鳥羽市】

鳥羽温泉郷
【鳥羽市】

福寿荘
【志摩市】

ホテル季の座
【紀北町】
この記事をシェアする
今すぐにでも出たくなる旅 最新
海と生き海を守る三重鳥羽の旅

鳥羽市の基幹産業である漁業、観光業が連携を図り、漁業者と観光事業者が抱える課題を出し合って...

蒙古襲来750年・歴史とロマンを感じる長崎県壱岐・松浦

時は鎌倉、大陸から元が日本へ侵攻した一度目の蒙古襲来(元寇:文永の役)から今年で750年。...

個性全開、輝き増す山陰紀行・島根鳥取西部編

島根県では美肌県を前面に、2023年に高視聴率を記録したテレビドラマ「VIVANT」のロケ...

購読申し込み
夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ