珍しいトンボロ歩き 西伊豆町三四郎島、干潮時だけ陸続き
19/04/19
自然の神秘求め ジオクルーズや日本一の夕陽もおすすめ
静岡県西伊豆町の名所、三四郎島の「トンボロ」観光が、いい季節になってきた。トンボロとは干潮時に、島が陸地とつながる砂州のこと。陸から島まで約200メートルの堂ヶ島・瀬浜トンボロを歩いて往復できる。
半島全体がプレート移動による造山活動や海による浸食活動、火山活動の痕跡といった大地の見本市とも言えるジオパークに指定されている伊豆半島でも、トンボロを体験できるのはここだけ。
三四郎島が日中に陸とつながるのは、2―10月の潮位が30センチ以下になる日。潮位が十分に下がる日には、足を濡らさずに渡ることができる日もある。ただ、これからの季節は足を濡らしながら渡るのも気持ちがいい。
西伊豆町観光協会では潮位が30センチ以下程度になり、トンボロが現れる日をホームページにカレンダーで紹介している。干潮時の前後1時間程度が目安だという。
瀬浜トンボロの次は堂ヶ島からジオクルーズがお勧め。同乗するジオガイドの案内で、天窓洞や奇岩の数々など海底火山の多様な痕跡を堪能できる。
西伊豆町には、三四郎島のほかにも堂ヶ島、黄金崎、大田子海岸など駿河湾に面して景勝地が多い。夕陽日本一を標ぼうする西伊豆町。これら景勝地で眺める夕陽も見どころだ。
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