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たま電車ミュージアム号が登場 和歌山電鐵貴志川線、猫尽くしの新車両

「乗車するだけで楽しい」車両を起爆剤に

和歌山市と紀の川市を結ぶ和歌山電鐵貴志川線に2021年12月、新車両「たま電車ミュージアム号」が登場、運行を始めた。愛くるしい猫が駅長を務め人気の「たま駅長」らをモチーフに「乗車するだけで楽しい」車両に。コロナ禍で利用者減に苦しむ路線の起爆剤として期待を集める。

車両は、同社が貴志川線の永続運行につなげようと取り組む「“ キシカイセイ”プロジェクト」の一環。ポストコロナへ向け利用者増を図ろうと新車両を企画した。コンセプトを「いまだかつてないネコ電車」と掲げ、「たま駅長」という全国区の人気者を前面に。行政に加えクラウドファンディングや全国からのサポーターから支援を得て車両改修を実現、運行開始にこぎつけた。

貴志川線で走っていた「おもちゃ電車」を改修した2両編成。JR九州の豪華列車「ななつ星」など観光列車の演出を手掛ける水戸岡鋭治氏がデザインした。外装、内装ともにシックな黒をベースに、「たま駅長」「ニタマ駅長」「よんたま駅長」など猫を777匹描いた猫尽くしのムードが漂う。「『たま駅長』がファンや子どもたちに囲まれて住んでいる」という演出だ。

また、たま駅長の鳴き声がする木製のからくりやキッズスペースもあり、家族連れで楽しめる車両となっている。テーブルやゆりかごなどもイベントや貸切運行時に利用できる。

運行時刻など詳しくはhttps://www.wakayama-dentetsu.co.jp/lp/tama-densha_museum/へ。

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