反転攻勢へ和歌山県観光ダイヤモンドイヤー
コロナ禍からの反転攻勢―。日本全国各地が地域経済復活へ掲げる旗頭だが、和歌山県には千載一遇ともいえるビッグチャンスが訪れる。2023年には聖地・高野山ゆかりの弘法大師生誕1250年、24年には世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」登録20周年、そして25年は大阪・関西万博と大きな話題が相次ぐ。県はこの3年間を「ダイヤモンドイヤー」と位置づけ、キャンペーンをはじめ観光振興策を続々投入。悠久の歴史、大自然と生きてきた和歌山県ならではの懐の深い取り組みで、追い風を生かした新時代の観光構築を実現させる。
23年からビッグイベント続々 和歌山県、ダイヤモンドイヤーで新時代の観光築く
弘法大師生誕1250年から世界遺産登録20周年、大阪・関西万博へ 和歌山県が2023―25年を中心に迎える「ダイヤモンドイヤー」。伊勢神宮式年遷宮から高野山開創1200年までの13―15年の「ゴールデンイヤー」ではアクションプランを策...
「和歌祭」400周年 今年5月15日に紀州東照宮で/和歌山市
紀州徳川家伝統の祭事が節目 「暴れん坊将軍」も登場 「ダイヤモンドイヤー」前年となる今年も県内各地で周年行事が相次ぐ。目玉は和歌山市の「和歌祭」の400周年。これを記念して「式年大祭」が執り行われ、特別な一年になる。紀州徳川家ゆかりの...
サイクリング王国わかやま(1) ルート、受入整備充実
「蘇りの地」の大自然を全身で味わう 安心安全な環境を整備 「蘇りの地」和歌山県では、大自然を生かした「サイクリング王国」を標ぼうしてサイクルツーリズムを推進している。海岸線や山間で爽やかな風を感じ、圧倒的な景観を眺めながら走る時間は新...
サイクリング王国わかやま(2) JR西日本きのくに線「サイクルトレイン」
王国づくり後押し 好評で通年実施 JR西日本はきのくに線では「サイクルトレイン」を実施している。紀伊田辺駅―新宮駅の南紀エリアで自転車を追加料金なしで持ち込みできるというもので駅からすぐにサイクリングできる。和歌山でのサイクルツーリズ...
サイクリング王国わかやま(3) 太平洋岸自転車道に県内311キロ
国の「ナショナルサイクルルート」 紀伊半島海岸線の名所めぐる 和歌山県内をエリアに含む「太平洋岸自転車道」が2021年5月、国の「ナショナルサイクルルート」に指定された。紀伊半島の海岸線をつなぎ、新宮から那智勝浦、串本、白浜、和歌山市...
今秋、南紀勝浦温泉で「12湯サミット」 わかやま12湯推進協議会
「和歌山には温泉がある」 各温泉地がタッグ 和歌山県の温泉を全国にアピールするわかやま12湯推進協議会(青木査稚子会長=協同組合和歌山県旅行業協会理事長)は今秋、南紀勝浦温泉で「第2回わかやま12湯サミットin南紀勝浦温泉」を開催する...
「二つ星」2軒など県内85軒の飲食店が掲載 和歌山版ミシュラン
京都・大阪版に初めて追加 日本ミシュランタイヤが昨年10月に発表した「ミシュランガイド2022」の京都・大阪版に初めて和歌山県が追加された。県内の85軒が厳選された飲食店・レストランとして紹介。独創的、地域食材を使った料理を提供する“...
たま電車ミュージアム号が登場 和歌山電鐵貴志川線、猫尽くしの新車両
「乗車するだけで楽しい」車両を起爆剤に 和歌山市と紀の川市を結ぶ和歌山電鐵貴志川線に2021年12月、新車両「たま電車ミュージアム号」が登場、運行を始めた。愛くるしい猫が駅長を務め人気の「たま駅長」らをモチーフに「乗車するだけで楽しい...