伊勢鳥羽志摩エリア旅館ホテルがリニューアル

伊勢鳥羽志摩エリアは個性豊かな旅館ホテルが並び、各館とも日進月歩の充実を図っている。各館のリニューアル情報を紹介しよう。

ターゲット絞り客室を充実

しんわ千季 戸田家（鳥羽市）はこのほど、嬉春亭上層階の客室をリニューアル。あわせて日本庭園「三心流枯山水」、海の見えるデッキテラスもオープンした。

嬉春亭上層階11―15階の客室「わたつみの章」は海面40メートルの高さから鳥羽湾を一望できる眺めから癒しの時間を過ごせる。客室数は17室で、和スイート８室、天空露天風呂付和洋スイート４室、和洋スイート３室、バリアフリー対応和洋スイート２室。全室ワーケーションにも対応し、ダブル・クイーンのベッドで安眠も約束する。

鳥羽シーサイドホテル（鳥羽市）は５月、眺望自慢の13階を海に囲まれた地元の名城・鳥羽城の別名から「うきしろフロア」と命名。アメニティを充実させ、鳥羽湾の眺望と合わせた癒しのフロアとして登場させた。

室内にはフットマッサージ機やリファ製ドライヤー、ミキモト製アメニティ、今治産バスタオルなどのアイテムを充実させた。女子旅や母娘旅はもちろん、疲れを癒したい男性など幅広い利用シーンに提案している。

福寿荘（志摩市）はコロナ禍中にあった２０２０年、同館と別館「はいふう」に電気式ヒートポンプを導入した。給湯をこれまでのボイラー式から転換することに加え、客室の空調設備も高効率化。消費エネルギー削減による経営合理化、さらには志摩市の「ゼロカーボンシティ」実現への取り組みにも呼応した。

緊急事態宣言による休館中に実施。高効率ヒートポンプの導入により省エネに加え、船による重油の運搬リスクも回避。全客室の空調も高効率化するなど二酸化炭素排出削減も念頭に置いた投資を行った。

このほか、２階にバリアフリー対応客室３室を設けるなど次世代の施設づくりを進めている。

ホテル季の座（紀北町）は６月、ヴィラ棟「Ｖｉｌｌａお伽噺」が全20棟で愛犬との同伴宿泊を解禁。ペットと過ごせるドッグヴィラとして注目を集めている。

癒しの温泉露天風呂付テラスヴィラ、大人数でも快適に過ごせる露天風呂付ヴィラ、愛犬と一緒にリモートワークに臨めるワーケーションヴィラなど多彩なタイプの棟を用意。地元食材を使った料理をレストラン、客室で愛犬と楽しめるのもいい。敷地内には広々としたドッグラン、近くには海辺の白浜など愛犬と遊ぶ旅の環境が整っている。

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