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鳥羽城跡など7城めぐる 三重県内で城郭ラリー実施

戦国ロマンを三重で感じる

鳥羽城跡をはじめ三重県内には戦国時代の舞台となった城郭跡が点在している。この三重の歴史を楽しんでもらおうと、城郭跡が所在する7市町の観光協会がタッグを組み、「7つの城郭をめぐるスタンプラリー」を実施している。スタンプを集めてまわれば抽選で景品をプレゼント。「御城印」集めも同時にでき、挑戦しない手はない。

鳥羽市のほか伊賀上野市、松坂市、亀山市、玉城町、桑名市、津市の観光協会が参画。スタンプが7つ揃えば抽選で7人に伊賀牛や松坂牛、伊勢エビ、アワビ、銘菓、名物が抽選で当たる。抽選は6、12月の年2回。ラリーのパンフレットは各観光協会で入手できる。

ラリーの参加人数はスタート当初の2020年の517人から22年は714人と増加傾向。御城印も人気があり、21年度は43万5330円、22年度は68万3650円と順調に販売額を伸ばすなど三重の戦国観光はにわかに活気づいている。

鳥羽城跡

鳥羽城跡三の丸には石垣が残る

以下、参画する城郭を紹介しよう。

伊賀上野城は築城の名手として知られる藤堂高虎が本丸を拡張して普請したもの。天守閣は昭和に入って復興された。内堀の石垣の高さは日本一級だと評価されている。

松坂城跡は、織田信長の娘婿で文武両道の戦国武将・蒲生氏郷が築いた城で、穴太衆による野面積みは見応えがある。

伊勢亀山城跡は、江戸時代は東海道の要衝だった。多門櫓は県内に唯一現在する城郭建造物。

田丸城跡は、南伊勢随一の名城で、野面積みの石垣が美しい。

桑名城跡は本多忠勝が築いた「海道の名城」。「抗戦か恭順か」を問われ、歴史に翻弄された明治維新を語る城跡としても知られる。

津城跡は藤堂高虎が改修した典型的な近代城郭洋式で、石垣の直線的な稜線が特徴。

鳥羽城跡は、戦国時代に水軍大将として活躍した九鬼嘉隆が建てた。当時は四方を海に囲まれた「海城」だった。

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