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ガーナの電子ゴミが作品 小豆島国際ホテルにギャラリー

社会的意義をアートで

瀬戸内国際芸術祭の舞台はアートもSDGs―。

土庄町の小豆島国際ホテルではこのほど、廃材を使ったアート作品のギャラリーを館内にオープンさせた。ガーナに投棄された電子ゴミで作り上げた作品はアートとしてだけでなく社会的意義も見る人に訴えかける。

ギャラリー「MAGO GALLERY SHODOSHIMA」は、美術家の長坂真護さんによるもの。長坂さんはガーナには世界中から電子ゴミが集まっており、現地で廃材を収集。パソコンや携帯電話の部品などを組み合わせ、ガーナの人々の苦しい暮らしを訴える作品として昇華させた。

小豆島国際ホテル

パソコンのキーボードや電子基板などを
組み合わせつくられた作品

作品の売上は学校の建設をはじめ現地のために使われ、電子機器のリサイクル工場の建設も視野に入れるなど、持続可能な社会づくりに貢献する意義も持つ。

小豆島でのギャラリー開設は、長坂さんが二酸化炭素削減に向け小豆島特産のオリーブをガーナに植えることを学ぶために訪れたことがきっかけ。ギャラリーでは小豆島の海で拾ったガラス片などを使った作品も展示している。

そのなかでも展示作品「ムーンタワー」は10月28日、同ホテルに近いエンジェルロード入口に実際のタワーとして設置。立体的な「ムーンタワー」を見ることができるようになる。ギャラリーの作品と見比べてみるのもおもしろい。

入場は無料。

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