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石橋と水の文化に触れる 通潤橋史料館や貴重な円形分水/山都

通潤橋への思いに触れる

通潤橋を訪れたら、奥深さにさらに迫りたい。橋の目の前にある道の駅通潤橋に併設する「通潤橋史料館」に行けば、趣向を凝らした展示資料で学びが深められる。

通潤橋の仕組みを可動模型を使って解説。実物の石管や木管を展示しているほか、200インチの大画面で放水の迫力を体験することができる。通潤橋を建設した布田保之助の思いや石工たちが取り組んだ工程などを映像やジオラマなどで紹介するほか、地域の石橋文化についても伝える。

営業時間は10−16時。入館料は大人300円。

少し離れた小笹地区にある「円形分水」は、円形の筒から溢れた水を2つの地区へ農業用水として分けて送る分水施設。7対3に水を分け、7割は通潤橋に送られている。1956年に設計され、完成以前は干ばつのたびに起こっていた水を求めた紛争が解消されたという。

円形分水

円形の筒から溢れた水を
2地区へ農業用水として分けて送る

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