観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

ジオの概要を知る 室戸世界ジオパークセンター、フィールドへ行く前に入館

室戸の成り立ちや人との共生学ぶ

室戸ユネスコ世界ジオパークの旅は「室戸世界ジオパークセンター」から始めるといい。室戸の成り立ちや人との共生を映像、資料などで展示している。センターを見学してから、フィールドに繰り出すとジオパークへの理解がより深まる。

センターは室戸市の東海岸、海洋深層水を取水するアクアファームのすぐ近くに立地する。もともと小学校の校舎を改装したもので、インフォメーションセンターとビジターセンターの機能を集約している。

展示ゾーンは、映像やパネル展示を駆使してジオパークを分かりやすく紹介している。ジオパーク体感ボックスは、3面のダイナミックな映像で室戸ユネスコ世界ジオパークの成り立ち、室戸の人たちの営みを体感できる。ジオシアターは、室戸ユネスコ世界ジオパークのキャラクター・まがり博士と一緒に室戸の海底、さらに地中を探究調査する疑似体験が大型スクリーンの映像で楽しめる。

室戸世界ジオパークセンター

室戸の大地の成り立ち、
人との共生を知ることができる館内の展示

室戸の大地のなりたちも詳しく展示している。日本列島はユーラシア、北アメリカ、太平洋、フィリピン海の4つのプレートがひしめき合い、室戸がその最前線に位置していること。そのプレートの境目付近で、帯状に蓄積していた地層に圧力がかかり付加体が生じること。13万年前の海底が隆起と海面の変動で海成段丘が形成されたこと―などがわかりやすく紹介されている。

疑問に思ったことはセンターのスタッフが詳しく教えてくれるのもうれしい。インフォメーションカウンターでは、市内各所のガイドツアーや体験プログラムも受け付けている。

ジオショップやジオカフェも併設。土佐備長炭と海洋深層水がコラボした「ジオソフト」はぜひ食べておきたい。

開館は9―17時、無休。入館無料。

高知県室戸ユネスコ世界ジオパーク 旅のおすすめサイト

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