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観光列車で土佐「らんまん」 JR四国研修ツアー(2) 人、食、植物に触れた2日間

今こそ牧野植物園 「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」のあたたかみ

翌日は高知市の「県立牧野植物園」を視察。同園は1958年に開園し、高知平野や四国山地の眺望を楽しめる。園内では、牧野博士ゆかりの野生植物3千種類をはじめ、四季折々の姿を観賞できる。自然環境に調和させた生態系がそのまま生かされた四国唯一の植物園だ。併設の記念館には牧野博士の蔵書や遺品など6万点、展示館は博士の生涯などVRを駆使した4K映像の上映もある。

高知市の牧野植物園

高知市の牧野植物園

さらに高知駅から「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」に乗車した。列車は、蒸気船をモチーフに文明開化を意識した1号車「KUROFUNE」、空想科学上の宇宙船をイメージした2号車「SORAFUNE」で構成。KUROFUNEはボックス席と団らんシートを合わせて定員は28人、SORAFUNEは海側席と山側席を合わせて定員19人。土佐くろしお鉄道のごめん・なはり線区間を金曜日にのみ運行している。

時代の夜明けのものがたり

志国土佐時代の夜明けのものがたり

KUROFUNEに乗り、高知―奈半利間で、高知市の老舗旅館・城西館の料理長が提供する「ひがしこうちの彩り御膳」を味わった。夜須駅では30分ほど停車し、車両を降りて自由に駅周辺を散策できる。列車が各駅を通過する際、車窓から地元の人たちが手を振ってくれる。地元の人たちのおもてなしを感じることができるシーン。

志国土佐時代の夜明けのものがたり

駅で出迎え

「らんまん」の放送を機に牧野博士ゆかりの地を訪ね、観光列車「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」に乗って、高知の人たちの温かみを感じたい。

(前の記事)観光列車で土佐「らんまん」 JR四国研修ツアー(1) 牧野博士ゆかりの地へ

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