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「どうする?」が共感呼ぶ 大河ドラマ「どうする家康」、天下人に登り詰める生き様描く

ひとりの弱き少年が、戦乱の世をいかに生き抜き、天下人にまで上り詰めたのか―。今年の大河ドラマ「どうする家康」は、戦国の英雄、徳川家康の生涯に迫る。その歩みは戦国の猛者たちが割拠する世界にあって平坦なわけはなく、大ピンチの連続。「どうする?」と選択を迫られながらも、仲間たちと絆を深めながら天下泰平の世を築いた家康。その道のりをエンターテインメント要素たっぷりに描く。混とんとする令和の世に、家康の人生を通して夢と希望を見る―。

“チーム徳川”で乗り越え日本の未来に光をともす 1月8日放送開始

どうする家康

「どうする家康」は、徳川家康を主人公とする3度目の大河ドラマ、単独としては1983年の「徳川家康」以来40年ぶりとなる作品。これまで数々の話題作を手がけ、稀代のストーリーテラーとも称される古沢良太さん脚本のオリジナル作品となる。

徳川家康といえば天下統一、江戸幕府を開いた人物として、誰もが知る歴史上の有名人。ただ、波瀾万丈、苦難の連続だった人生をクローズアップされるのは輝かしい実績に比べると、どうしても少なくなる。

今回の作品では「どうする」というタイトルからもわかるように、その苦難の道のりをクローズアップ。小国に生まれ、人質の身から独立、数多の戦国の英雄たちと渡り合うなかで訪れるピンチの連続をかいくぐってつかむ栄光…。その目まぐるしく展開される天下人の人生を古沢さんの脚本でスピード感あふれる物語として表現する。

家康の人生は三河岡崎に始まる。戦乱で父を失い、母と離れた幼少期、今川家に人質に出されるなどいきなり苦境からのスタートだ。桶狭間の合戦を経て独立。織田信長や武田信玄といった“化け物”たちに揉まれるなか、苦闘を続ける家康を支えた家臣団とともに“チーム徳川”の絆を深めていく。本能寺の変を経て豊臣政権時代、そして天下統一へ。戦乱の世に終止符を打ち、日本の未来に光をもたらすために、家康はどうするのか―。このあらすじだけでも家康の歩みにハラハラドキドキだ。

主人公家康を演じるのは、松本潤さん。「必死に生き抜き戦国の世を平定させた人物を熱く演じられたらと思います」と意欲十分のコメント。脚本の古沢さんは「人生は、正解のない決断を『どうする?』と迫られることの連続でしょう?」と、実は誰もが共感できる現代的ヒーローが家康なのではないかと作品の着想点を語る。

語りは、寺島しのぶさん。音楽はピアニスト・作曲家の稲本響さん、制作統括は磯智明さんと村山峻平さんがそれぞれ務める。「家康の旅路を表現した」という個性的な番組ロゴはデザインユニットGOO CHOKI PARが手がけた。

どうする家康

放送は1月8日から。第1回は「どうする桶狭間」。いきなり戦国時代のエポックメーキングな出来事から、1年間にわたる戦国スペクタクル活劇がスタートする。総合テレビは毎週日曜日20時から、BSプレミアムとBS4Kは毎週日曜日18時から放送される。

「どうする家康」の放送に合わせて、家康ゆかりの静岡県静岡市、浜松市、愛知県岡崎市の東海3市で「大河ドラマ館」が開設される。前作「鎌倉殿の13人」の最終回にシークレットゲストとして松本さん演じる家康が登場したことも話題を呼んだ。受け取ったバトンは2023年の観光トレンドになることは間違いないだろう。

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