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古湯と清流が癒す富山の奥座敷 山田温泉・玄猿楼/富山市

開湯1300年超の古湯を源泉かけ流しで

富山市・山田温泉を代表する老舗旅館が「玄猿楼」。清流と山々の美に包まれた富山の奥座敷は、静かで癒しに満ちた富山観光の魅力を体現したような存在だ。

富山市の山田川上流に湧き出る山田温泉は、病気の母猿に子猿が湯水をかけて治そうとしていたことが開湯のきっかけとされており、その歴史は約1300年と伝わる。戦国時代にはこの地を治めた佐々成政の家臣が、江戸時代には富山藩主が湯治に訪れたとされ、「薬湯」「美肌の湯」と呼ばれてきた。

同館ではこの湯を源泉かけ流しで提供。川のせせらぎと木々から季節を感じられる露天風呂、ゆったりとした大浴場や岩風呂で楽しめる。古くから親しまれてきたように湯治場としての利用もおすすめだ。

客室は8畳と12.5畳の2タイプが基本。次の間付きの特別室やベッドルームも備える。

食事処「山菜亭」では囲炉裏スタイルのなか、富山の海山の旬の食材を懐石で。宴会は120人まで収容可能な大宴会場と30人までの中宴会場がある。

「おわら風の盆」会場にもほど近く、観覧の宿泊拠点として開催期間中は宿泊客が詰めかける。そのほかの季節も富山観光の拠点として利用したい。

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