葛城修験と女人高野 文化庁が日本遺産認定/和歌山県
和歌山県の歴史が紡ぐストーリー
和歌山市や橋本市、紀の川市などが申請していた「葛城修験〜里人とともに守り伝える修験道はじまりの地〜」と、九度山町、高野町などが申請していた「女人高野〜時を超え、時に合わせて見守り続ける癒しの聖地〜」の2つが6月、「日本遺産」に認定された。
日本遺産は地域の歴史的魅力や特色を通じて、日本の文化・伝統を語るストーリーを文化庁が認定する制度。今回の2件を含めて和歌山県内の日本遺産は7件になった。
「葛城修験」は修験道の開祖である役行者(えんのぎょうじゃ)が初めて修行を積んだ地で、地域の人々が大切に守り続けてきたことが認定につながった。「女人高野」は高野山の女人結界により参拝が許されなかった女性らを受入れてきた文化背景が評価された。
主な文化財として「葛城修験」には和歌山市の加太春日神社(国重要文化財)、岩出市の根来寺(国宝・国重要文化財・国史跡)、紀の川市の粉河寺(国重要文化財)、かつらぎ町の丹生都比売神社境内(国史跡)、橋本市の小峯寺、不動山の巨石。「女人高野」には高野町の女人道、不動坂口女人堂、九度山町の慈尊院の境内・建物群(国重要文化財など)・彫刻群(国宝など)、丹生官省符神社(国重要文化財)がある。
和歌山県の仁坂吉伸知事は2つの日本遺産認定を受けて「日本遺産の認定を契機に、県内に多くのお客様にお越しいただけるよう、関係市町村及び観光関係団体と協働し、受入体制の整備や認知度向上の取り組みを進めてまいりたい」と話している。
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