アートにのぼせろ 道後オンセナート18展開中
温泉街一帯に現代アート展示 古湯の伝統と融合
愛媛県道後温泉でアートプロジェクト「道後オンセナート2018」が展開されている。温泉街一帯や旅館ホテルを舞台にアート企画を散りばめ、現代アートと古湯の伝統との融合で道後の新たな魅力を発信するという斬新なイベントも14年以来4年ぶりの開催。17年9月のプレオープンを皮切りに、今年4月に開幕、19年2月28日のフィナーレまで数々のアート作品が道後を彩る。日本最古の温泉にアートの風が吹く―。
「道後オンセナート」は14年、道後温泉本館の改築120年を機に第1回を開催。温泉という地域資源に「アート」という新しい魅力を組み合わせ、新しい道後の魅力を創出、温泉街一帯の回遊性を向上させようと始まった。第1回が好評だったことから、地元から開催の継続を求める声が上がり、以降の2年間は「道後アート」として受け継がれてきた。道後ならではの「温泉アートエンターテインメント」は徐々に浸透、道後の新しい魅力として定着してきた。
今開催のコンセプトもこれまで同様「アートにのぼせろ」。加えて「オマージュ」「賛歌」をキーワードに、約20人のアーティストの作品が道後温泉本館をはじめ温泉街各所や旅館ホテルに展示され、温泉街をアート一色に染め上げている。アーティストと作品、地元、旅行者が一体となり、道後のアートの風景を作り上げているのだ。
展示されている作品は、これまでの開催での作品を継続展示しているほか、新しい作品ももちろん登場。振鷺亭前に展示中の彫刻家の三沢厚彦さんの作品「クマ」はプレ期からの登場で、“インスタ映え”しそうなビジュアルから人気を集める。現代美術家の大巻伸嗣さんは「椿の湯」入口にねぶたの技法を用いた椿の花の巨大彫刻を展示。青森×道後で鮮やかな光の世界を演出する。
そのほか、放生園東側の休憩広場には久村卓さんの空間演出「傾いた風呂椅子」、道後商店街では梅佳代さんの写真「坊っちゃんたち」など、まちを歩けば多彩な作品と出会う。オンセナートの人気企画である旅館ホテル客室がアート作品となる「ホテルプロジェクト」は今回も健在。
また、踊りや映像などのイベントも展開。道後商店街では19年2月22、23日にクリエイティブユニット「エンライトメント」による映像・音楽イベントが開かれる。
セレクトショップ「ビームス」による「飛鳥之湯泉」制服・浴衣、鹿児島陸さんによる道後×銀座三越をモチーフにした浴衣を旅館で貸し出すなど、道後のアートを体感できる企画も。温泉、まち歩き、アートで道後に“のぼせよう”。
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