まちのたたずまいが観光資源 奈良県御所市(2)
ツアー対応の食事処も
こうした御所市のたたずまいに魅了されたのが映画監督・河瀨直美さん。御所を舞台にした映画「再会の奈良」を制作し、市内の何気ない風景を映像に盛り込み、魅力ある映画に仕上げた。
御所市観光で課題だったのは、旅行会社のツアーなどで立ち寄り、対応できる食事施設が少なかったことだったが、11月3日に「大和四季旬彩 白雲庵」がオープン。御所市のただずまいを感じる旅に付加価値となっていきそうだ。
白雲庵は、葛城古道沿いにあり、奈良盆地を一望でき、大和三山を見渡すこともできる。自社農園で栽培した大和伝統野菜をはじめ、西洋野菜やハーブなどをふんだんに使った料理を提供。フレンチ出身のシェフのアレンジ料理を味わえる。

白雲庵のテラス席から大和三山を望む

地場産の野菜を豊富に使った白雲庵の食事
ランチは11時30分―15時。ディナーは18時―21時30分。店内は56席(ホール36席、各10席の個室2室)、テイクアウトのみのテラスは32席。
現在は密を避けるため完全予約制で対応している。詳しくは電話0745―44―8551。
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