旅館と農業つなぐ あわら温泉「蟹がらプロジェクト」
23/03/22
ブランド農産物に生かす
あわら温泉で取り組む「あわら蟹がらプロジェクト」は、温泉旅館で廃棄される越前がにの蟹殻を農業者が回収・堆肥化して農作物を栽培。収穫された野菜や果物は、旅館料理の食材として循環する、あわらならではの温泉と農業をつなぐプロジェクトだ。
蟹がらを堆肥に収穫された農産物は「かにからとまと」「かにからメロン」「かにから米」としてブランド化。旅館料理に用いるほか、お中元やお歳暮など贈答品へと価値を高めている。
蟹がらの再利用については、福井県立大学生物資源学部と農業者が共同研究。蟹がらに含有するキチン・キトサンなどの成分によって土壌が活性し、トマトの旨味を向上させるなどの効果が実証されている。また、稲栽培においても、苗の自己免疫の機能が強化させ、根が深く張り、葉を強く育てるという。
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