観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

三重県内の7城郭をめぐる スタンプラリー実施

名だたる武将たちが築いた名城が点在

三重県の伊賀上野、松坂、亀山、玉城、桑名、津、鳥羽の7市町の観光協会が一緒になって「7つの城郭をめぐるスタンプラリー」を実施している。同時に7つの御城印を集めることもできる。

専門用紙の所定の位置にスタンプを押して7つ揃えば抽選で7人に伊賀牛や松坂牛、伊勢エビ、アワビ、銘菓、名物が抽選で当たる。スタンプラリーのパンフレットは各観光協会で。

7つの城郭をめぐるスタンプラリー

スタンプラリーのパンフ

伊賀上野城は、戦国の世に築城の名手として知られる藤堂高虎が本丸を拡張して普請したもの。天守閣は昭和に入って復興された。内堀の石垣の高さは日本一級だと評価されている。

松坂城跡は、織田信長の娘婿で文武両道の戦国武将・蒲生氏郷が築いた城で、穴太衆による野面積みは見応えがある。

伊勢亀山城跡は、目まぐるしく城主が入れ替わった城。江戸時代は東海道の要衝だった。多門櫓は県内に唯一現在する城郭建造物。

田丸城跡は、南伊勢随一の名城で、野面積みの石垣が美しい。

桑名城跡は戦国最強の武将と言われた本多忠勝が築いた「海道の名城」。「抗戦か恭順か」を問われ、歴史に翻弄された明治維新を語る城跡としても知られる。

津城跡は、藤堂高虎が改修した典型的な近代城郭洋式で、石垣の直線的な稜線が特徴になっている。

鳥羽城跡は、戦国時代に水軍大将として活躍した九鬼嘉隆が建てた。当時は四方を海に囲まれた「海城」だった。

ラリーの参加人数は、2020年は517人だったが、21年は534人、22年は714人と増加傾向にある。御城印も人気があり、21年度は43万5330円、22年度は68万3650円と順調に販売額を伸ばしている。

三重県鳥羽 旅のおすすめサイト

この記事をシェアする
今すぐにでも出たくなる旅 最新
個性全開、輝き増す山陰紀行・島根鳥取西部編

島根県では美肌県を前面に、2023年に高視聴率を記録したテレビドラマ「VIVANT」のロケ...

個性全開、輝き増す山陰紀行・鳥取東部三朝編

「蟹取県」「星取県」に続き、辰年の今年は「とっとリュウ県」―。県の形が龍に見える?ことから...

「光る君へ」稀代の女流作家の足跡求め・滋賀大津

後世に深く濃く語り継がれる名作を描いた女流作家は、混沌とする世の中を、愛を持って駆け抜けた...

購読申し込み
夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ