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九鬼嘉隆にまつわるイベント10月開催 鳥羽市内周遊と消費増を促す

居城だった鳥羽城を会場に 戦国体験で鳥羽を楽しむ

鳥羽市観光協会は、鳥羽市や鳥羽商工会議所などの協力を得て「九鬼プロジェクト実行委員会」を立ち上げた。鳥羽地域に根差し戦国期に活躍した九鬼嘉隆を中心とした九鬼水軍を前面に打ち出している。

鳥羽を訪れる多くの観光客は鳥羽水族館やミキモト真珠島に集中する一方、鳥羽の市街地には歴史建造物や文化財が多数点在している。そこで市街地の中心部にある九鬼嘉隆の居城だった鳥羽城三ノ丸広場でイベントを開催することで、観光客の市内周遊促進を図る。飲食店や文化施設、土産物店で観光消費の増加に寄与し、新しい鳥羽の魅力発見の場を創出する狙いもある。

鳥羽城跡

九鬼嘉隆の居城だった鳥羽城跡。
写真はイベント会場の三の丸広場

イベント実施予定日は10月28日10―15時。鳥羽駅・海岸・三ノ丸・市街地の4エリアを設定し、鳥羽駅では九鬼水軍ヒストリートンネルを設け、三ノ丸広場では九鬼水軍楽市の開催や九鬼水軍太鼓の演奏披露、九鬼水軍鍋をふるまう。鳥羽ボランティアの会による鳥羽城跡周辺のガイドツアーも行う。

地元海産物や雑貨などの50ブースが並び、イベント当日限定のプレミアム御城印やグッズの販売、九鬼嘉隆のパネル設置、鳥羽物語倶楽部による創作舞踊の披露が予定されている。

城山公園では忍者パフォーマンスショー、戦国武将の甲冑装束や着物、花魁衣装に着替えて市内を散策する「なりきり武将体験」を実施する。子ども狂言も計画中だ。

今後、AR・VRを活用した鳥羽城の復元や九鬼嘉隆のいわれのあるマップの作成、嘉隆饅頭・クッキーの製作も視野に入れた取り組みを予定している。

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