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宿泊目的地として存在感 鳥羽市観光協会・寺田順三郎会長に聞く

伊勢志摩エリアでは観光客が安心して旅行を楽しめるよう、地域が一体となって感染症対策「伊勢志摩スタンダード」に取り組んでいる。現在まで感染者の発生が少なく、今後も観光客、地域が安心できる観光地づくりを継続する中で、鳥羽市観光協会の寺田順三郎会長にウイズコロナの旅に関して考えを聞いた。

データ把握し選ばれる地域に

−コロナもようやく下火になった感があり、観光客も個人客中心に動きが出てきました。

感染拡大の不安はあったものの、3月下旬の全国的な規制解除を契機に各地の県民割が設定されてからは旅行需要が回復し始めました。

三重県では4月に第1弾の県民割が始まり、7月14日までは第4弾が設定されています。ブロック割や隣県割の効果と感染拡大への不安の低下で、個人客一辺倒の流れからバス1台ほどの団体や企業の宴会が多くみられるようになってきました。

−ご自身で思う鳥羽の魅力は。

県民割によって多くの県民の利用が促進されましたが、鳥羽の魅力はやはり伊勢神宮・おかげ横丁の吸引力の大きさです。これに新しく開設された大型商業リゾート施設「VISON」も感染しにくい環境の屋外型の施設と飲食店、買い物店があり、これらとの相乗効果で宿泊目的地としての存在感が増したと考えています。

特に食材、環境、施設の大小とその充実レベルなど、多種多様な宿泊施設の完備が大きな魅力となっているのではないでしょうか。

鳥羽市観光協会・寺田順三郎会長

鳥羽市観光協会・寺田順三郎会長

−鳥羽観光でこれからもっとも力を入れて取り組もうと思っておられることは。

鳥羽には従前より全国から観光客がお越しいただいていますが、これらの観光客の詳細なデータが非常に乏しいです。各旅館・施設の観光客数などの情報が単純に集計されただけであり、季節別、発地別、アクセス経路、観光目的、人員数などは正確には捉えられていないのが現状で、今後の集客対策のキーとなるこれらの詳細を把握する対策をとっていきます。

また、地元の重要な食材である魚介類の漁獲高の低迷も大きな問題です。獲る漁業から育む漁業への対策と、その割合を増やすことによる価格や漁獲量の安定を漁業従事者と観光施設のさらなる連携で行います。

人材確保のため、子育て世代や外国人実習生などの確保のために環境や寮などの充実を鳥羽市と協力して進めていくことも考えています。

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