境内の開設と「安珍・清姫伝説」絵解き多言語化 道成寺/日高川町
24/07/31
秋は書院でプレミアムガイド
日高川町の道成寺は「安珍・清姫伝説」の絵解き説法で知られ、国宝や重文の仏像20数体を祀る和歌山県内最古の寺院。今年の世界遺産登録20周年を機に、このほど英語、中国語、韓国語、スペイン語に対応できる多言語化システムを導入した。
多言語ガイドは2次元コードをスマートフォンで読み取り、宝仏殿の仏像群を目の前に同寺の歴史や本尊千手観音像などの解説を聞くことができる。道成寺では、院主による生の絵解き説法に合わせた多言語同時配信も行う。
また、安珍と清姫伝説を描いた絵巻の高精細画像を自身でタッチパネルを使って巻き送ったり、巻き戻したりして好みの場面を拡大・縮小しながら見ることができるようにもした。
道成寺の絵解き説法は年中無休。9―16時まで毎日1―3人の絵解き法師が待機し1人から100人まで、申し込みがあるごとに実施。1日平均6回、年間2千回以上、日本語や英語で年間数万人の説法を行ってきた。
境内の音声ガイドは無料。宝仏殿の仏像群の見学参拝や絵解き説法、道成寺縁起の高精細画像タッチパネルについては、宝仏館の拝観料大人700円、12歳以下350円が必要。
なお、和歌山県が実施する世界遺産20周年記念の秋キャンペーンで、通常は非公開の道成寺書院で「書院プレミアムガイド」が行われる。
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