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映画黄金期からSDGsへ 二十四の瞳映画村/小豆島

書籍や瀬戸芸アート、ギャラリーなど魅力多彩

二十四の瞳映画村(香川県小豆島町)は、小豆島が舞台の名作「二十四の瞳」を顕彰する日本映画のテーマパーク。1987年公開の映画第2作の岬の分教場の木造校舎などオープンロケセットや貴重な展示で、作品の中の懐かしい風景が広がっている。日本映画黄金期の世界を紹介する施設群や映画館もあり、一歩足を踏み入れれば昭和の世界にタイムスリップ。幅広い魅力で緩やかで落ち着きある世界へ誘ってくれる。

作品はもちろん、文化的な魅力も近年増強。壁面アートや海洋堂ギャラリーなどが登場し、幅広く文化を味わう時間を提供する。

二十四の瞳映画村

二十四の瞳映画村の遠景

「Book cafe書肆海風堂(しょしうみかぜどう)」は二十四の瞳や映画、旅に関する書籍やDVDをコーヒーとともに楽しめる。作品第一作の主人公を演じた高峰秀子さんのギャラリーも併設。

日本映画の魅力に加え、現代アート鑑賞も楽しめるのが同村。「瀬戸内国際芸術祭」2作品が展示されている。消しゴムの“消しカス”でオブジェをつくりあげる“消しカスアーティスト”入江早耶さんの「漁師の夢」は二十四の瞳に登場する漁師にスポットをあてたサイドストーリーをテーマに、漁師の家に様々な仕掛けを凝らした立体作品。プロダクトデザイナー・清水久和さんのモニュメント「愛のボラード」は船を繋留するために岸壁にある柱である白のボラードが「海からやってくるはずの『何か』に対して、見る者の想像力をかき立てる」という。

写真やアートの企画展を開いている「Gallery KUROgO」では10月16日―12月5日、作家・才田祥子さんの企画展「猫と世界を考える」を開催する。

また、同村では、作品の根幹にも通じるとしてSDGsへの取り組みも進めていくという。

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