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志国高知幕末維新博、いよいよフィナーレへ 土佐歴史紀行の大団円

19年1月31日に閉幕 多彩な企画で盛り上げ

高知県全域で開催されている歴史博覧会「志国高知幕末維新博」が2019年1月31日、フィナーレを迎える。17年3月からスタートし、足掛け3年のロングラン企画もいよいよ最終盤。日本の転換期となった明治維新から今年で150年、その主要舞台・土佐での歴史紀行の大団円に向かい、様々な企画で勢いよく駆け抜ける。

同博は「時代は土佐の山間より」をサブタイトルに、歴史を軸に食や自然といった観光素材を絡め、県内各地の魅力を発信。4月21日からは「第二幕」に突入していた。17年の県外からの観光入込客は過去最高の440万人、観光消費額は1126億円と大きな成果を残した。

メーン会場の高知市の県立高知城歴史博物館と県立坂本龍馬記念館、室戸市の室戸世界ジオパークセンターや土佐清水市のジョン万次郎記念館など各地の地域会場では終幕に向かい、さらなる盛り上げを図る。

維新博全25会場を巡るカードラリーは12月末まで実施中。映画やテレビドラマにもなった漫画「サムライせんせい」の作者、黒江S介さんが書き下ろした土佐ゆかりの偉人トレーディングカードを集め、全会場を網羅すると「コンプリートカード」がもらえる。「スクラッチキャンペーン」は会期終了まで。全25会場でもらえるスクラッチで得たポイントを貯めれば、県内宿泊ギフト券5万円分や特産品、体験企画参加権などが当たる。

JR四国は11月25日まで、高知―窪川間でトロッコ列車「志国高知幕末維新号」を運行。龍馬をはじめ土佐の幕末志士を外装に描き、車内では特製弁当の販売や地元高校生による車内販売、沿線ガイドでもてなす。

高知城歴史博物館では11月26日まで企画展「幕末維新 時代の群像展―土佐の社会と人物」、11月23日―19年2月3日は特集展「歴史になった幕末維新―記憶から記録へ」を開催。坂本龍馬記念館では10月25日から12月24日まで特別展「龍馬―真物から感じる龍馬の魂」を実施する。

高知城では11月22日―19年1月6日にデジタルアート集団チームラボによる「光の祭り」が開かれるなど、冬のイルミネーションイベントも各地で開催。フィナーレに向け、高知県観光の輝きはひと際増していく。

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