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苓北文化の結晶をいただく(3) 南蛮由来の苓北スイーツ

カステラやイチジクテリーヌ 長崎・南蛮の影響がここに

ポルトガルから長崎に持ち込まれた、いわゆる“南蛮菓子”は苓北にも伝播している。町内では老舗から新進気鋭の菓子店まで、南蛮に由来するスイーツが味わえる。

◆黒瀬製菓舗

創業150年以上の苓北を代表する老舗和菓子店。現在は7、8代目が協力して昔ながらの味わいを守り続けている。名物はカステラ。長崎を代表する菓子の製法を独自にアレンジし手間暇をかけた逸品で、1957年の全国菓子大博覧会で金賞牌を獲得したことも。職人の技で泡立てた卵をもとに焼き上げたカステラはふっくら優しい味わい。1本1700円。もう一つの名物「柿大将」は、2008年の全国菓子大博覧会で金賞を受賞。もっちりした干し柿の中に自家製の黄味あんがたっぷり入った新しい和菓子として人気を集める。1個300円。

◆洋菓子店Hana

苓北唯一のケーキショップは、完全予約制のこだわりの店。歴史は5年と浅いものの、地域へのこだわりは十分。「天使のデザートテリーヌ」には天草産のイチジク「蓬莱柿(ほうらいし)」を使用。実はイチジクはポルトガルから日本で初めて天草に持ち込まれたもので、蓬莱柿がその品種。通常のイチジクよりも味が濃く旨味も豊富な希少品種で、大人の味わいのテリーヌに仕上げた。その実力は18年の「にっぽんの宝物JAPANグランプリ」のスイーツ部門でグランプリを獲得したことでもわかる。1つ380円。そのほか、苓北町の町花「椿」をモチーフにしたクッキーや蒸しプリン、琥珀糖など様々なスイーツを用意。苓北特産のレタスを使ったケーキも作るなど、チャレンジ精神が旺盛だ。

洋菓子店Hana

町の花「椿」のクッキー

◆海の見えるカフェひかり

目の前に天草の海の絶景が広がるカフェは、白壁の蔵という和風のたたずまい。ランチやスイーツを味わいながら癒しのひと時が過ごせる。ランチは天草のアジフライや魚のすり身の定食のほか、だご汁、洋食まで多彩。スイーツは天草の塩とアオサを使ったクッキーが人気を集める。お土産処や野菜の直売所もあり、特産のレタスも安価で購入できる。

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