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びわ湖大津・光秀大博覧会 3月8日から明智光秀ゆかりの坂本で開催

西教寺など4会場で特別展

びわ湖を制するものは天下を制す−。戦国時代、信長が天下取りの拠点とし、多くの武将が行き交う歴史の交差点となった近江。光秀が拠点とした大津市坂本エリア一帯で3月8日から「びわ湖大津・光秀大博覧会−戦国ぶらさんぽ」が始まる。光秀菩提寺の西教寺をはじめ4つの会場を拠点に、2021年2月7日までの約1年間に渡り光秀、大河ドラマにまつわる様々な企画展が開かれる。比叡山延暦寺の門前町、石積みのまち坂本一帯が光秀色に染まる。

博覧会の中心は西教寺。光秀や妻・熙子の墓があり、総門は坂本城城門を移築したと伝わる。里坊「禅明坊光秀館」を会期中限定公開し映像や衣装、小道具の展示を通して大河ドラマの世界を伝える「びわ湖大津『麒麟がくる』展」、近江での合戦や城、光秀の具足や信長の南蛮兜など地元を中心とした資料を展示する「近江の光秀ものがたり展」を開く。同館入館料金は大人500円。

光秀の具足

西教寺内の禅明坊光秀館で展示される
光秀の具足(伝)

西教寺では「明智光秀公資料室」で光秀直筆の寄進状など貴重な資料を展示。寄進状は、戦死した兵の弔いで位に関係なく最下級武士にも供養米を寄進した証で、光秀の部下思いの人柄が伝わる貴重な資料だ。拝観料金は大人500円。

「滋賀院門跡」は、戦国に活躍した穴太衆(あのうしゅう)の石垣が数多く残る町の中でも、その堂々とした外構えが目を引く。光秀と同一人物と噂された南光坊天海が建立、その鎧も展示されている。博覧会期間中は通常展示に加え「比叡山坂本と光秀展」を開催。大人500円。

「大津市歴史博物館」は1月から戦国関連の展示をリニューアル。10月10日−11月23日は光秀に関わる社寺の貴重な資料や文化財の企画展「聖衆来迎寺と盛安寺—明智光秀ゆかりの下阪本の社寺」も。大人500円。

大河ドラマ「麒麟がくる」大津市観光振興協議会ではツアーや団体客向けの対応を設定。円滑な利用のために団体入場券の購入や大型バスでの来場について定めている。詳細は同協議会 電話077−528−2756へ。

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