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悠久の時が流れる石の島 小豆島ら備讃諸島の物語、日本遺産に認定

パワースポットや歴史伝える

文化庁の日本遺産に、小豆島町と土庄町をはじめとする香川県、岡山県2市2町の「知ってる!? 悠久の時が流れる石の島︱海を越え、日本の礎を築いた せとうち備讃諸島」が5月20日、認定された。古くから「石」とともに生きてきた地域のストーリー。石にまつわる旅が瀬戸内海の旅をより味わい深いものにしてくれる。

日本遺産は、地域の文化財を「ストーリー」のもとにまとめ、認定。物語を追う旅を推進することで観光活性化につなげようというものだ。

ストーリーは小豆島の香川県小豆島町、小豆島・豊島の土庄町、本島・広島の同県丸亀市、笠岡諸島の岡山県笠岡市が認定エリア。これら「備讃諸島」と呼ばれる島々では、花こう岩採掘が主要産業として古くから栄え、採掘技術「石切り」をもって、近代の西洋建築や中世の城郭の石垣など日本の建築文化を支えてきた。その歴史は400年にもおよび、石の切り出し、加工、海運まで島の人たちは石とともに暮らしを営んできた。

その文化と歴史は今も島々に残る。石切り場の景観、集落の風景、信仰、芸能などさまざまな面でその名残に触れることができる。

小豆島での「石の旅」で日本遺産ストーリーを追おう。小豆島町には、大坂城石垣石丁場(石を切り出した地)跡である天狗岩丁場がある。矢の痕跡を残す大石や採石した刻印が刻まれた石などが往時の様子を伝える。400年前の大名による採石の様子がをうかがえる。石材をふんだんに使った池田の桟敷や中山の千枚田、信仰の対象である寒霞渓など今も暮らしに息づく文化もそこかしこに。

土庄町にも大坂城再建の際の丁場跡が。道の駅「大坂城残石記念公園」には輸送時に積み残された「残念石」が見どころ。併設の大坂城残石資料館では石切りの歴史を知ることができる。落ちそうで落ちない岩山山頂の巨石「小瀬の重岩(かさねいわ)」は不思議なパワースポット。

残念石

大坂城再建の名残りを伝える「残念石」

小瀬の重岩

落ちそうで落ちない「小瀬の重岩」

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