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サイクルツーリズム始動 茨城県南部「つくば霞ヶ浦りんりんロード」を走る(1)

筑波山と霞ヶ浦を擁する茨城県南部の市町村が、サイクルツーリズムに力を入れている。かつて水戸線岩瀬駅と常磐線土浦駅を結んだ、筑波鉄道の廃線跡を自転車専用道として整備し、これに霞ヶ浦一周道路を合わせた180キロを「つくば霞ヶ浦りんりんロード」としてサイクリストや観光客に売り出し中だ。茨城県と周辺市町村が主催したプレスツアーに参加し、岩瀬から霞ヶ浦までの40キロを2日に分けてサイクリングした。

筑波山を眺めながら 自転車走で感じる自然と歴史の趣き

東京都心から岩瀬駅までは、東北本線の小山駅で乗り換えて2時間ほど。東北新幹線を利用すれば30分ほどの短縮になるが、小山駅に停車する新幹線は少ないし特急料金も高い。目的がスロー・サイクリングなら、鈍行でのんびり辿り着くほうを選びたい。実際、小山から岩瀬までの車窓では畑を歩いているキジを見た。野生のキジを見るなんて何年ぶりだろう。

岩瀬駅前のサイクルポート、高砂旅館で自転車を借りる。24段変速のクロスバイクを選んだ。レンタル自転車は、3日前までに利用を申し込むと希望するサイクルスポットまで配車してくれる。乗り捨てはエリア内10カ所のサイクルスポットで可能だが、対応しているのは茨城県と土浦市、つくば市など霞ヶ浦周囲の8市町で構成する水郷筑波広域レンタルサイクル事業実行委員会が運営しているレンタルバイクだけだそう。予約は委託先のラクスマリーナサイクリングプロジェクトサポートデスクが受け付けている。土浦駅や霞ヶ浦周回エリアには、民間のレンタル自転車ショップがいくつかある。

岩瀬駅の踏切を渡ると、すぐに自転車専用道「つくばりんりんロード」に入る。少し走ると視界が大きく広がり、晴天のなか、正面に筑波山を眺めながら南に向かって走った。自動車道と交差するところには、減速させるため、直進防止のアーチが立っているけど、それほどのストレスは感じない。むしろ、太い幹線道路を除き、自動車道の方を「止まれ」にしているところにサイクルツーリズムへの意気込みを感じた。

筑波山

筑波山を正面に望んで走る

刈り取りの済んだ田んぼを突っ切り、紅葉している桜の並木を走る。桜の並木はかなり長い距離続いていて、桜の花の季節のサイクリングを想像してしまう。線路跡だけあって、岩瀬から霞ヶ浦まで、自転車道はほぼ真っ平。数キロおきにある駅のホーム跡がそのまま休憩所になっている。

駅舎跡

駅舎跡で小休止

途中、サイクリング用のガイドブックに「自転車を降りて散策したくなるような歴史的な街並み」と紹介されている真壁の街に寄り道した後、自転車道は筑波山を西側に大きく回り込むと、筑波神社の大きな鳥居が迎えてくれた。

真壁のカフェ

サイクルポートも兼ねた真壁のカフェ

(次の記事)サイクルツーリズム始動 茨城県南部「つくば霞ヶ浦りんりんロード」を走る(2)

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