宮古島人気に追い風、ジェットスター・ジャパンが下地島空港へ直行便(1) 就航機に現地へ
ここ数年、大幅に観光客が増えている沖縄県宮古島市。今年3月には市内で2つ目となる「みやこ下地島空港」が開港。LCCのジェットスター・ジャパンは7月3日から、関西国際空港―下地島線の運航を始めた。
関空から週4便運航
3日の初便は満席。出発前の就航セレモニーでジェットスター・ジャパンの片岡優社長は、先行して3月に就航した成田—下地島便が好調であることを伝え「関空便も事前予約では他路線と比べ図抜けている。下地島空港はキャパシティに余裕があり、今後ますます期待が持てるデスティネーション」と話す。宮古島市の下地敏彦市長らも関空発の初便に搭乗するなど、新路線の期待の高さをうかがわせた。
関空―下地島便は週4往復。関空は15時50分に出発する。片道運賃は5990円から。2時間半弱で下地島空港に到着した。
下地島空港はもともと訓練用の空港として使われてきた。航空マニアでは有名な空港で、着陸態勢に入る飛行機の姿が撮影できる17エンドは知る人ぞ知る存在だ。
下地島空港の旅客ターミナルは今年3月にできたばかり。待合施設は、水上ラウンジなどリゾート感あふれる。国際便にも対応し、7月19日からは香港との定期便も就航した。
空港ではレンタカーの窓口に長蛇の列。担当者に聞くと急増する観光客にレンタカーの台数が追いついていないらしい。地元関係者に聞くと、それはレンタカーに限ったことではなくリゾートホテルも建設ラッシュ。下地島空港の開港がトリガーになったそうだ。
下地島から宮古島市中心地へは車で約30分。伊良部島を経由し、全長3540メートルの伊良部大橋を渡る。無料で通行できる橋としては日本で一番長い。2015年1月にこの橋が開通したことも観光客が大幅に増えるきっかけになったという。
宮古島市は、一番大きな宮古島、伊良部島、下地島、池間島、来間島、大神島などからなる。池間島と来間島も長さ1キロを超える橋で宮古島と結ばれており、これら橋もフォトジェニックな島の観光名所。ドライブして、美しいビーチで遊び、のんびり過ごすのが宮古島の醍醐味だ。
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