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“B級水族館の星”がリニューアルで増強 竹島水族館、勢い衰えず/蒲郡

深海魚、手作り感 ここだけの魅力を発信

蒲郡市の竹島水族館の好調が止まらない。古い、小さい、B級感といったマイナス要素を逆手にとり、深海生物への特化や手作り感満載の展示手法で世間の評価は一変。来館者数は急増し、一躍“B級水族館の星”となった。今年の年明けと同時にリニューアルも遂行。手を休めない“面白がりの追求”で、人の心を引き寄せ続ける。

同館の人気の秘密は、他の水族館にはない運営と展示の方法にある。1つ目が深海生物。同館担当者が「深海生物は常時100種を展示し、展示数は全国一だと思います」と胸を張るほど、深海生物に特化したのだ。グソクムシやタカアシガニのほか、実際に地元漁師から買い付けたコガネウロコムシなどの珍しいものや、日本で唯一のオオワニザメなど貴重な生物を展示する。

もう1つのキーワードが「手作り感」。水槽に掲示されている魚の解説プレートは、飼育員自ら絵や文章を書いて作成した「魚歴書」で、深海魚を食べてみて「おいしい」「おいしくなかった」など、従来の水族館では考えられない表記に来館者は見入るばかり。飼育員だからこそわかる裏話が生物を身近に感じさせてくれるのだ。

企画展にも“面白がり”の一端が。かわいいともてはやされる生物に飼育員が嫉妬し「かわいくないところ」を暴露する「本当にかわいいの?」展や、飼育員がほかの水族館への転籍を狙い本気で書いた履歴書を展示する「僕たち就職活動始めます」展など、飼育員にスポットを当て、自虐かつユニークに表現する。

深海魚だけではなく、大水槽などに海の生物を展示しているほか、アシカショー、生物と触れ合える「さわりんぷーる」なども併設する。

年明けのリニューアルでは、タカアシガニの水槽を大型化したほか、サンゴ水槽はアクリルタイプになり多方面から鑑賞できるようにした。耐震工事や屋上の防水をはじめ施設の強化も図った。

これらが評判を集め、10年度に12万人だった年間入館者数が16年度は39万8千人まで増加。今年もリニューアルの効果もあって、人気は衰えをみせないようだ。

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