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鉄チャンもうなる沿線景観とアジな列車　松浦鉄道（ＭＲ）の旅

23/03/29

アジフライと鉄旅　鉄道むすめも活躍

松浦鉄道（ＭＲ）は、佐賀県・有田駅―長崎県・佐世保駅を結ぶ93・８キロ。北松浦半島をぐるっとめぐるように走る。途中、日本最西端の駅である「たびら平戸口」など57駅があり、駅の間の距離がわずか２００メートルという区間もあることから、鉄道ファンには魅力ある路線のひとつ。

西九州新幹線開業で武雄温泉駅から在来線の特急で有田駅まで行き、ＭＲに乗り換えて伊万里駅を経由して松浦へ入るコースがおすすめだ。

ＭＲには「アジフライの聖地松浦ヘッドマーク」を付けた「ＭＲアジフライの聖地松浦号」が走っている。松浦市とコラボした列車で、つり革には樹脂製のアジフライの食品サンプルが取り付けられているほか、列車とアジフライを描いたイラストのポスターが車内に掲示されている。運行ルートや運行時間は出発日の前日に発表される。

アジフライヘッドマークをつけた松浦鉄道の列車

また、ＭＲの広報係という設定のオリジナルキャラクター「西浦ありさ」は、全国に１０２人いる鉄道むすめランキング中、第10位という人気者。２０２２年７月には松浦市の「松浦アジフライ大使第１号」に就任した。有田町観光大使として活動中に、沿線の魅力を発掘するために立ち寄ったアジフライの聖地の虜になり「松浦アジフライ大使」に至ったという設定で、今後の“活躍”が期待されている。