観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

大正、昭和天皇がご休息 和倉温泉・青林寺、9月末まで御便殿で座禅

静寂の名建築で静かに時を過ごす

石川県和倉温泉の山側にある青林寺。1892年(明治25年)に、同じ能登半島の羽咋市にある曹洞宗を代表する古刹のひとつ、永光寺(ようこうじ)で後醍醐天皇600回忌大法要が行われた際の記念事業で永光寺別院として開創、その後、青林寺に改称された。

1909年(明治42年)、大正天皇が和倉温泉を訪れた際は、同寺院で休息。その時、天皇の休憩施設として建てられた御便殿(ごべんでん)には、昭和天皇も宿泊された。その後、境内に移築保存された御便殿は17年に国登録有形文化財に登録されている。寝室として使われた和室の「折上格天井」や、開放的に眺められる庭園の風景が見どころだ。

青林寺

庭をのぞみ瞑想する
若い女性が増えている青林寺の御便殿

希望者は見学が可能で、和倉温泉観光協会によると、近年は若い女性客が増え、30分程度、庭を見ながら瞑想して時間を過ごすというスタイルが多いという。また、御朱印ブームもあり、参拝者は増え続けている。

青林寺では9月30日まで(除外日あり)、御便殿の拝観と、座禅か写経体験ができる特別プログラムが設定されている。所要時間の目安は約1時間。料金は1人1300円。最大20人まで受け入れる。

5日前までに和倉温泉観光協会に申し込む。

北陸石川 旅のおすすめサイト

この記事をシェアする
今すぐにでも出たくなる旅 最新
未来へつなぐ四国「おもてなし」の魂・愛媛編

「四国はひとつ」の旗頭のもとに4県がひとつになって観光振興を進める四国。その根幹は、四国八...

未来へつなぐ四国「おもてなし」の魂・高知編

「四国はひとつ」の旗頭のもとに4県がひとつになって観光振興を進める四国。その根幹は、四国八...

未来へつなぐ四国「おもてなし」の魂・徳島編

「四国はひとつ」の旗頭のもとに4県がひとつになって観光振興を進める四国。その根幹は、四国八...

購読申し込み
夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ