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「やまなか遊歩」でまち歩き 浴衣着てぶらり温泉街

散策の楽しみ倍増のプラン

山中温泉には、まち歩きをより楽しくするプランや演出、特典が多数用意されている。題して「やまなか遊歩」。温泉街や渓谷沿いの遊歩道散策に出かけよう。

宿泊先の浴衣を着ていると、立ち寄り先のお店などで割引やサービスを受けられるのが、「浴衣歩き&まちめぐり」プラン。各旅館で山中塗のまちめぐりバッグを無料で貸し出している。

山中温泉を代表する景勝地、鶴仙渓をはじめ自然豊かな山中散策に便利なのが、ウォーキンググッズのレンタルサービス。トレッキングポールや万歩計、ザックのほか、雨天時にポンチョを宿泊施設で借りられる。通常500円の貸出料が、今は無料だ。

鶴仙渓では、新緑から紅葉、雪景色まで四季折々の渓谷美が楽しめる。11月末までの川床も開かれ、盛夏にあっても、緑陰と川風による天然の涼にほっとする。

散策の合間の休憩は、温泉街の回遊拠点である山中座前広場で。夜にはやまなか夏まつりの会場になる。

やまなか遊歩

アイスクリームの食べ歩きも遊歩の魅力

山中温泉旅館協同組合が運営する山中座は、漆塗りの柱や格子戸風の壁面、蒔絵を施した格天井など山中漆器の粋を集めた建物で、毎週土・日と祝日には、山中節の唄や、芸妓の踊りなどの公演が行われている。

山中座に併設されているのが、総湯菊の湯(共同浴場)。この地を訪れた松尾芭蕉が、「山中や菊は手折らじ湯の匂い」と句を詠んだことでも知られる。入浴料は大人440円。

菊の湯を起点に長谷部神社方向に続く、南町ゆげ街道には土産物や工芸品、食事処などの店舗が連なっている。

番外編として紹介したいのが、電動アシスト自転車や超小型電気自動車「温モビ」、EVレンタカーの利用。3次交通として、また歩きが苦手な人にもアクセシビリティを提供している。

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