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縁結びの島—渡鹿野島 ハート型でカップルに人気/志摩

福寿荘では「恋の絵馬」も

志摩市阿児から渡船に乗って、わずか3分。的矢湾に浮かぶ周囲7キロの小さな島「渡鹿野島」に到着する。かつて江戸時代には風待ち港として栄えた歴史を持つが、近年では「縁結びの島」として名が知られるようになってきた。その理由は、島にいるだけはわからないが、上空からみれば、なるほど。見事にハート型をしているのだ。この自然の“奇跡”にロマンチックさを感じるカップルが多く訪れるようになった。

渡鹿野島

空撮で見るとハート型の渡鹿野島

島にある旅館「福寿荘」では、渡鹿野島を恋愛成就の島としてアピールしようと、2008年からハート型の「恋の絵馬」を販売している。恋の絵馬は、カップルなら2人の名前、一人で訪れたなら自分の名前と意中の人の名前、恋愛成就への願いを書き、同館施設内のパワースポット「温泉神社」の自家源泉の上に建つ祠の横にかける。祠からは源泉が湧き出し、それを三々九度に見立て、飲泉で愛を誓うという趣向だ。掛けられた絵馬は後日、伊勢神宮に奉納される。絵馬は一つ500円。

同館が結ぶ縁はカップルだけはない。女子旅、男旅、そして赤ちゃんと様々なシーンにあわせたプランを設定。いろいろな“縁”を結ぶことに力を入れる。

伊勢志摩エリアの“ハート”は南伊勢町にも。「かさらぎ池」は別名「ハートの入り江」とも呼ばれており、鵜倉園地にある見江島展望台から見ると、くっきりとハート型だ。15年春には「恋人たちの聖地」としても認定、展望台には誓いの鐘、愛を約束する南京錠をつけられる鍵台が設けられている。

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