観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

“プロ”も認める隠岐の可能性(2) 日本旅行・JAL

個人向け展開 日本旅行

日本旅行は「隠岐の島」と銘打って、専用パンフレットを作成した単独商品を展開。添乗員同行のエスコート型商品ではなく、個人で周遊する隠岐をうたう。

隠岐単独商品に取り組み始めたのは2014年。単独商品があることで認知度が年々高まり、実績を伸ばしてきた。16年度からは冬の隠岐かにの商品も展開。今年は前年同期比127%と好調に推移している。

「隠岐の島」では、関西圏から隠岐まで(1)往復JR(2)往復航空機(3)AIR&JRの3パターンのアクセスを選択できる。(1)と(3)は、隠岐汽船が発着し水木しげるロードで知られる鳥取県境港市での観光が楽しめる買いもの券が付く。また、島内での食事プランを充実させ、基本料理とボリューム満点の味覚プランが選べるほか、宿によってはバーベキュープランもある。さらにアワビ、ご当地和牛の「おすすめ島の逸品」をオプション設定した。

赤い風船西日本事業部の小原裕美さんは「どこともかぶらない独自の島グルメ、食材の豊富さと大きさ、ローソク島や国賀海岸の紺碧の海と馬、赤壁など景観が隠岐の魅力で、インスタ映えの宝庫だと思います」。また「それぞれの島が個性があるのも魅力のひとつ。同じ景勝地でも海と陸からでは異なってみえるのも魅力」という。

「今までは団体ツアーの需要が高く、アクセスもわかりにくいため若い層の需要が少ないエリアではありましたが、島のアクティビティや体験メニュー、レンタカーなど2次アクセスが充実することで、もっと多くの人が訪れるのではないでしょうか」と、小原さんはより多くの人に隠岐を楽しんでもらいたいと思っている。

空の旅で隠岐へ―わずか50分で秘境と出会う JAL

日本航空関西地区販売部国内販売グループの大西敏行さんは「伊丹空港からわずか50分という距離にありながら、神秘的なローソク島や壇鏡の滝、ダイナミックな国賀海岸や赤壁など世界ジオパークにも認定されている手つかずの自然と島独特の文化を兼ね備えた秘境が身近に実感できる島」と隠岐の魅力を話し、空の旅での隠岐来訪を勧めている。

その中でも大西さんのお勧めは「豊かな食材」。「サザエ、アワビ、岩ガキ、バイ貝、白イカ、隠岐松葉ガニなどの海に囲まれた島ならではの新鮮な魚介類と、隠岐牛や隠岐そば、それに加えて高正宗をはじめとする美味しい地酒もあり、1年を通して食の魅力がぎっしり詰まっています」。加えて「その食材の魅力をより高めているのが、地元隠岐の皆さまのホスピタリティーにあると感じています」という。

離島観光が注目される中、JALの需要も高まっているが、大西さんは「旅行商品は添乗員が同行するエスコート型商品が主流で、個人型ツアーはまだ成熟しておらず、今後まだまだ伸びていく可能性を持っております」と手応えを感じており「旅行会社や隠岐諸島の観光に関わる方々とともに協力しながら応援してまいりたいと考えています」と話している。

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