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峡谷・豪農・温泉・蛇 県北・関川村の魅力

自然と素朴な風土に浸る

新潟県の北東部に位置し、東は山形県に接する関川村。新潟駅からだと電車で1時間半ほど。村の中央を荒川が流れ、鮎釣りの名所として知られる。10月下旬から11月上旬にかけては、荒川峡が紅葉に染まる。

村の中心にどっしりと構えるのは、国の重要文化財「渡邉邸」。渡邉家は1667年に当地に転居した旧家で、通常、豪農の館として紹介されることが多い。しかし、農業だけではなく、廻船業や酒造業を営み、蓄えた財を財政難の藩に融資するなど金融業も手掛けていた。

現在は母屋と、6つの土蔵(米蔵、味噌蔵、金蔵、宝蔵、新土蔵、裏土蔵)が国の重要文化財、庭園は国から名勝に指定。にいがた庭園街道を代表する庭園の1つだ。

隣接する東桂苑は明治38年に、渡辺家の分家として建築された。当時の建設技術の粋を集めた木造2階建て入母屋造りで、純和風の風情ある庭園との調和も楽しめる。

村内には荒川沿いに高瀬、鷹の巣、雲母(きら)、湯沢、桂の関と5つの温泉が点在し、えちごせきかわ温泉郷と称する。旅館は約20軒。

村はギネス認定の「えちごせきかわ大したもん蛇まつり」でも知られる。毎年、8月最終週の週末に「竹とワラでつくった世界一長い蛇」が、500人の担ぎ手とともに村内をパレードする。

えちごせきかわ大したもん蛇まつり

竹とワラでつくった世界一長い蛇がパレードする
「大したもん蛇まつり」

祭りは村に伝わる大蛇伝説と、当地を襲った水害に由来する。1967年8月28日、羽越豪雨が発生し、村民も含め100人を超える犠牲者が出た。大蛇の長さ82・8メートルが、8月28日の水害を記憶にとどめる。

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