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新潟の個性が鉄路を走る JR東日本・観光列車の旅(1) アートや地酒―多士済々

東京オリンピック・パラリンピックの前年、2019年10―12月のデスティネーションキャンペーン(DC)開催地が、新潟県と山形県庄内エリアに決まった。JR東日本をはじめとするJRグループと、新潟県や県内市町村、観光関連企業が一丸となって取り組む大型観光キャンペーン。新潟での開催は5年ぶり9回目となる。DC期間中、JRグループでは多数のイベント列車や臨時列車を走らせるのが恒例だが、現美新幹線や「越乃Shu*Kura」といった既存の観光列車に加え、新潟県では、DCとほぼ時期が重なる秋の観光キャンペーン「うまさぎっしり新潟」が9―11月の日程で始まった。新潟県をハブに山形県、福島県、長野県、群馬県など周辺エリアへと、観光列車の旅にでかけたい。

現美新幹線・越乃Shu*Kura・おいこっと

この数年で、新たな観光列車が登場している新潟県。これら観光列車で秋の紅葉、冬の雪景色を訪ねたい。

昨年4月に運行を開始した「現美新幹線」。写真家の蜷川実花さんが、長岡の花火をモチーフに外観をデザイン。6両編成のうち1両が指定席で、自由席も含めすべてが現代アート車両。それぞれ異なる内装で、注目のアーティストが鏡面ステンレスやアニメーション映像など、この列車のために制作したもので、走る美術館と称される。

上越新幹線・越後湯沢―新潟間を、週末や祝日を中心に運行する。通常の上越新幹線の運賃・特急料金と同額で利用できる。

現美新幹線

現美新幹線車内
(c)荒神明香 Courtesy of SCAI THE BATHHOUSE

新潟県を走る北陸・上越2つの新幹線を結んでいるのが、「越乃Shu*Kura」と「飯山線観光列車おいこっと」の2つの観光列車。

「越乃Shu*Kura」は、上越妙高から長岡を経由し十日町までを約2時間半で結ぶ。日によって目的地が違うのも魅力で「柳都Shu*Kura」(上越妙高―新潟)と「ゆざわShu*Kura」(上越妙高―越後湯沢)と名称を変え運行している。

運行数が多いのは、主に金土日の週末や祝日に走らせる「越乃Shu*Kura」。

「Shu*Kura」は酒の蔵の意味。編成はびゅう旅行商品専用の1号車(定員34人)、地酒の試飲や生演奏を楽しむイベントスペースの2号車、普通指定席の3号車(定員36人)の3両編成。1号車では、季節ごとに変わる地酒と料理をセットで提供する。

土日休日を中心に長野-十日町を1日1往復する、田舎をテーマにした観光列車「おいこっと」。田舎は東京の真逆との発想でTOKYOを反対から読んで名付けたのがOYKOT(おいこっと)。

茅葺き屋根の襖や障子をイメージした外観と、古民家風の内装デザインが印象的。千曲川に沿って、日本の田舎風景の中を走る。通常2両編成で定員は76人、全席指定。

おいこっと

田舎をテーマにした「おいこっと」

このほか、羽越本線の新潟―酒田(山形県)を結ぶ「きらきらうえつ」や、土日休日を中心に新潟―会津若松を1日1往復するSL列車「SLばんえつ物語」なども、新潟県内、上信越や山形・福島エリアへの周遊観光で活躍している。

きらきらうえつ

新潟―酒田を結ぶ「きらきらうえつ」

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