観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

子規・漱石生誕150年 松山、地元の偉人節目で記念事業

2人のエピソードを後世に伝える

今年は正岡子規とその盟友・夏目漱石という松山市ゆかりの2人の偉人の生誕150年。松山市では2人の足跡と功績を後世に語り継ごうと記念事業を実施している。

事業のテーマは「松山から世界へ そして未来へ」として、子規と漱石の出会い、友情、別れ、功績の紹介を軸に様々な取り組みを用意。2人が松山で俳句作りに熱中したことや、漱石がロンドンへ留学し世界を体験したこと、現代に通ずる文学を遺したことなど2人のエピソードを松山ならではのストーリー性を持った事業として展開している。

4月には子規記念博物館の常設展示室を映像や創作人形を導入するなどしてリニューアル。同館は昨年度も年間入館者が10万人を突破するなど好調だ。

子規記念博物館

常設展示室をリニューアルした
子規記念博物館

11月26日には「第15回坊っちゃん文学賞」の表彰式、来年2月3日には国際写真俳句コンテストのシンポジウムも行われる。

坂の上の雲ミュージアムでは2人の生誕150年と同館の開館10周年を記念した特別展示「漱石と松山」を11月26日まで開催中。貴重な資料の展示を通して松山と漱石の関係を読み解く。

松山市では昨年、夏目漱石没後100年、小説「坊っちやん」発表110年、来年も明治維新150年、秋山真之生誕150年と、ゆかりの人物・歴史の節目が続く。

四国愛媛 旅のおすすめサイト

この記事をシェアする
今すぐにでも出たくなる旅 最新
個性全開、輝き増す山陰紀行・島根鳥取西部編

島根県では美肌県を前面に、2023年に高視聴率を記録したテレビドラマ「VIVANT」のロケ...

個性全開、輝き増す山陰紀行・鳥取東部三朝編

「蟹取県」「星取県」に続き、辰年の今年は「とっとリュウ県」―。県の形が龍に見える?ことから...

「光る君へ」稀代の女流作家の足跡求め・滋賀大津

後世に深く濃く語り継がれる名作を描いた女流作家は、混沌とする世の中を、愛を持って駆け抜けた...

購読申し込み
夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ