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「瀬戸内・松山構想」に成果 新ゴールデンルートとして存在感

「瀬戸内海道1号線」で旅行商品化

松山市の近年の積極的な観光振興策の核が「瀬戸内・松山構想」。従来の「中国は中国、四国は四国」のブロックの縦割りを打破し、中四国が一体となって瀬戸内・松山エリアを周遊し新たな旅を創造しようというものだ。広島・松山の航路を組み込んだ周遊ルートが国から「新ゴールデンルート」として位置づけられ、市への2016年度の入込客が対前年比0.4%増の582万8千人と、4年連続の増加の一因として挙げられるなど着実に成果を生んでいる。

構想を推進するのは行政やJR、船会社など官民協働で組織する「瀬戸内・松山ツーリズム推進会議」。宮島・広島・呉・松山を結ぶ定期航路を「瀬戸内海道1号線」と名付け、瀬戸内・松山エリアを周遊する旅行商品を造成するなど構想の実現に取り組んでいる。

その成果は、瀬戸内海の海上ルートと松山を組み込んだ京都―広島―松山ルートが国から「新ゴールデンルート」として、岡山―広島―松山ルートが「瀬戸内コース」として推奨されたことなど顕著に表れた。

15年6月には国の「広域観光周遊ルート形成促進事業」の中で「せとうち・海の道」など2つのルートで松山市が「広域観光拠点地区」に位置づけられ、「瀬戸内海道1号線」を組み込んだ広域観光周遊ルートが国から計画認定も受けた。

商品面でも、山陽新幹線と呉・松山間の高速船を組み合わせ、瀬戸内エリアを4日間周遊できる「松山・広島割引きっぷ」が定着。航路の利用者が増えていることから今年度も18年3月30 日まで発売されている。

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