幻のアシズリザクラを探せ！

夜に咲く神秘的な桜

牧野富太郎博士が命名したヤマトザクラの変異種「月光桜」。夜に咲く神秘的な桜で、実は博士は「アシズリザクラ」と命名しようとしていたといわれている。命名を前に他界し幻となったアシズリザクラを求め、足摺岬では今も探索が進められているそうだ。

牧野博士は足摺岬周辺でも精力的に植生調査を行い、海岸で見つけたヤマザクラを研究。「アシズリザクラ」の名で新種として登録しようとしていたと伝わる。博士は足摺岬には若いころに訪れ、豊富な植物が採集できたことから植物の知識を増やすことに役立ったと語っている。

アシズリザクラ＝月光桜は大月町長沢に立つ１本の大きな山桜で「満月に満開になる」という伝説を持つ。白い花びらは光沢を発し、旬の時期にはライトアップされ、幻想の光景を描く。

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