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土佐流おもてなしの観光列車 「志国土佐時代の夜明けのものがたり」高知を横断し運行

「ごめん・なはり線」でも運行

“観光列車の宝庫”JR四国が高知県で投入しているのが、「志国土佐 時代(とき)の夜明けのものがたり」。土日祝日に高知︱窪川間を走り、10月7日―12月23日の金曜は土佐くろしお鉄道「ごめん・なはり線」で運行。高知県の歴史風土、風景、県民性を体感しながら土佐を走る―。

高知から窪川へ向かう「立志の抄」と、折り返して窪川から高知へ向かう「開花の抄」があり、提供する料理が異なる。いずれも土佐久礼駅が乗下車駅として加わる。

「立志の抄」は昼食時間にあわせた運行で、高知県の食材を使った創作洋食料理を地元郷土料理「皿鉢(さわち)」風に盛り付けた料理を提供する。「開花の抄」は四万十町、中土佐町、佐川町、日高村の自慢の逸品を味わうコース料理でもてなす。

車両は、幕末の歴史を象徴する「クロフネ」と、新しい時代の夜明けを連想させる「ソラフネ」の異なる色使いの2両編成。車内は「文明開化ロマンティシズム」をコンセプトとした内装。土佐和紙や四万十ヒノキを使った工芸品が土佐の風土を伝え、アテンダントによる案内・サービス、停車駅での地元の人たちとの交流など「土佐流のおもてなし」も楽しんでもらう。

志国土佐時代の夜明けのものがたり

JR四国の「志国土佐 時代の夜明けものがたり」。
写真の車両は、幕末を象徴する「クロフネ」

乗車料金は高知―土佐久礼が大人3610円、高知―窪川が同3970円。料理は事前予約制で、いずれの列車も税込5千円。

「ごめん・なはり線」での運行は、高知から奈半利への「煌海(きらめき)の抄」と、奈半利から高知への「雄飛(ゆうひ)の抄」。煌海の抄では高知市の旅館城西館提供の「ひがしこうちの彩り御膳」、雄飛の抄では奈半利町のホテルなはり提供の「ゆず香るひがしこうち旅御膳」をメニューに、車窓風景とともに東高知の魅力を味わってもらう。

いずれの列車も夜須駅、安芸駅に停車。乗車料金は高知―安芸が大人4280円、高知―奈半利が同4440円。料理は事前予約制で、いずれの列車も税込5千円。

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