宝探しや地酒の呑み比べ 山代温泉の着地型商品企画
歩いて触れる山代の魅力
山代温泉では近年、地域素材を生かした着地型商品プランの設定に注力している。2026年上期も多彩な商品をラインナップ。山代の個性を深掘りできる旅を旅行会社に提案している。
山代の旅で今注目はリアル宝探し。その第2弾企画「山代財宝発見伝」は九谷焼発祥地・山代にまつわるヒントを元に温泉街を散策、チームで協力しながら「五彩の宝石」のありかを探しクリアを目指す。謎解きという目標を共有するためチームビルディング要素も兼ね、企業・団体の研修、修学旅行の体験プランにも最適だろう。所要時間は約90分で、料金は参加キット1つあたり(1グループ)2200円。キットは旅館や山代温泉観光協会で購入できる。

財宝のありかを探索する参加者
まち歩きの基本プランともいえるのが「いしかわ文化観光スペシャルガイド」で山代温泉観光ガイド代表の生水精之助さんの案内でめぐるプラン。「1300年の歴史ある町並み『山代温泉』」と題して温泉街の中心「湯の曲輪」の総湯や古総湯、源泉足湯、町並みを散策し薬王院温泉寺の特別拝観を生水さんの地元ならではの歴史文化を織り交ぜながらのガイドとともに楽しむ。温泉寺では通常公開してない縁起図の公開も。期間は26年4―9月。料金は1人1800円。温泉寺の特別御朱印札が付く。
着物で和文化に親しみながらのまち歩きも。「着物で和文化体験」は、琴の演奏や茶道といった和文化を体験するほか、山代温泉街のまち歩きも楽しめる。所要時間は着付けで約30分、和文化体験で約20分。料金は1人1万5千円。
地酒も、山代の旅にとって欠かせない魅力。「加賀の旬の地酒3種呑み比べ」は、地元の利き酒師が選んだ旬の地元の味を堪能できる。お猪口やおつまみの小皿は九谷焼の器で、山代にこだわったもてなしで一献。事前予約なしで利用できる。場所はまちなか案内所「いっぷくや」。料金は1人1千円。「九谷焼のぐい呑みでeco呑み まち巡り」も近年定番のプログラム。オリジナルの九谷焼のぐい呑みを参画旅館や店舗で購入して酒店や飲食店、宿泊する旅館で地酒のサービス、物販店では割引といった特典が受けられる。九谷焼発祥の地で九谷焼を手にまちをめぐればお得な旅にほろ酔いの旅が楽しめる。参画するのは24年4月時点で酒店5軒、飲食店7軒、旅館9軒、物販店1軒。料金は800円。ぐい呑みの持ち歩きに便利な「おちょこバッグ」も800円で販売。
問い合わせは山代温泉観光協会☎0761―77―1144。
石川県加賀温泉郷 旅のおすすめサイト

山代温泉観光協会【山代温泉】

山中温泉観光協会【山中温泉】

ゆのくに天祥【山代温泉】

たちばな四季亭【山代温泉】

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