「天領」大分日田・天ヶ瀬で温故知新の旅
4―6月に展開されていた「福岡・大分デスティネーションキャンペーン(DC)」は地域に“あたらしい”旅の掘り起こしを促した。大分県日田市ももちろん例外ではない。おんせん県・大分の一角を担う温泉地や古い町並み、産業、食、祭事といった伝統の風土に新しいトピックというアクセントを加え、日田ならではの魅力を体感できる旅を創出している。古くて新しい、そんな温故知新の旅は、DCで高まった熱気を冷めることなく地域に、旅人に与え続けるのだ。
日田観光の現状と近未来を聞く 椋野美智子市長
2023年8月、第10代日田市長に就任した椋野美智子市長。就任から1年を経た椋野市長に日田観光の現状や考えを聞いた。 交流を大事にする“日田人”が誇り ―日田市を訪れる観光客数と、椋野市長が感じる日田市の魅力を教えてください。 ...
水郷の風情を楽しむ日田温泉 屋形船と鵜飼
天領の風が運ぶ優雅と風流 船上で旅館の料理味わうぜいたく 日田は江戸時代、幕府の直轄地、天領として栄えたまち。一方で、筑後川上流の三隈川が流れ、「水郷」と称される風情も併せ持つ、歴史と自然が融合した風土が漂っている。そんな日田に根付く...
湯めぐりを楽しもう 日田&天ヶ瀬温泉
「おんせん県」に日田あり 大分県は言わずと知れた「おんせん県」。別府や由布院など県内に名泉が点在するが、日田市の温泉も負けていない。日田温泉と天ヶ瀬温泉という趣の異なる温泉が、日田に温泉地、宿泊地としての個性を加えている。 日田...
江戸風情の豆田町を歩く
「天領」の風景と風土を求めて 江戸時代、幕府の直轄地「天領」だった日田市。市内中心部の豆田町は天領時代に商家町として栄えた名残を今も色濃くとどめる町並みが広がっている。往時の町割りが残り、古い建造物と白壁が建ち並ぶまちを歩けば、まるで...
日田には“水”観光コンテンツ点在 醸造、蒸留所に滝も
水郷日田を体感 日田の観光スポットは歴史や自然、産業など多岐にわたる。なかでも、水郷・日田というだけあって「水」文化にクローズアップ。良質な水を求めて古くから醸造文化が発展し、それは今も受け継がれている。 サッポロビール九州日田...
四季折々の日田伝統祭事 昼夜開催の日田祇園や天領まつり
地域の風土と伝統を色濃く感じて 日田の祭事は四季折々。季節の風が地域の風土と伝統を色濃く伝える。 天領日田おひなまつりは2―3月の開催。豆田町と隈地区を中心に旧家や資料館に雛人形や庶民に親しまれた「おきあげ雛」などを展示し艶やか...
「進撃の日田旅」が人気 市内各所に垂涎スポット
ゆかりの地へ訪日客も急増 「進撃の巨人」はアニメ、映画化もされ、人気漫画だが、その作者。諫山創さんの出身地が日田市であることはご存じだろうか。市では地元から生まれた作品を市の魅力として発信し、ファンが集う“聖地”にしようと取り組みを進...
日田やきそばや“ひたん寿し” ご当地グルメ、郷土食ズラリ
ソウルフードを満喫 日田の食は実に個性的だ。市民にとっては当たり前のソウルフードに地元の旬の食材を使った郷土料理、天領時代からの歴史を受け継ぐ逸品。現地でこその味わいを感じずに、日田の旅は成立しない。 日田市民が愛してやまないソ...
お茶どころで味わうスイーツ 安土桃山時代発祥の日田の菓子文化
和洋とも豊富なラインナップ 安土桃山時代から発展したと伝わる日田の和菓子文化。隈町、豆田町という城下町を中心にその文化は今も受け継がれ、伝統に革新を重ねた味わいが市内各所で楽しめる。お茶どころでも日田のまち歩きでほっと一息。 豆...
日田に浸り地元愛を感じる
時間をかけてじっくり見聞してこそ これまで日田を通過点として旅行会社へ案内してきました。しかし今回、日田を回ってみて改めて思ったことは、通過点=短時間では日田の良さはわからないということです。短時間でわかるほど日田の観光素材は単純では...