愛媛県大洲市もシルバーアワード　「文化と伝統」で国際認証団体が高評価

「伊予の小京都」が世界へ

持続可能な観光の国際的な認証団体グリーン・デスティネーションズが選ぶ今年度のアワードでこのほど、愛媛県大洲市が「シルバーアワード」に選ばれた。四国からは香川県小豆島とあわせて初受賞。「伊予の小京都」と称される大洲の未来に向けたまちづくりが世界的に認められた。

グリーン・デスティネーションズアワードは、持続的な観光に対する基準を満たしているかを審査。大洲市は「文化と伝統」「社会福祉」の分野で高評価を受け、シルバー受賞となった。大洲城の城下町で景観保存への取り組みが先進的であり、再生エネルギーの導入や地域コミュニティーの形成といった点が持続的な観光まちづくりとして評価された。

大洲市のまちづくりはこれまでも評価を受けており、２０２２年にはグリーン・デスティネーションズから「世界の持続可能な観光地ＴＯＰ１００選」の文化・伝統保全部門で日本初の世界１位に選出されるなど高評価を得てきた。官民連携で町家や古民家を改修・管理するなど保全と活用の両立を図り、日本文化を体験できる地としてインバウンドからも注目される地として再生された。

大洲では城下町の古い町並みや、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン１つ星の国重文「臥龍山荘」、大洲城などを訪ね歩くツアーを設定。大洲城に１泊１００万円で宿泊するキャッスルステイ体験など地域の魅力を生かしたプランを用意しており、そのまちづくり手法を学んでもらおうと視察研修も受け入れている。

愛媛県　旅のおすすめサイト