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忍者姿でサプライズも　宿泊施設の甲賀流もてなし

21/03/12

かもしかオートキャンプ場で人気企画　市内には温泉も点在

甲賀市では宿泊施設も多士済々。ここでも地域色を前面に押し出したサービスが並ぶ。甲賀流おもてなしで観光客に楽しんでもらう。

「大河原温泉アウトドアヴィレッジ　かもしかオートキャンプ場」は鈴鹿国定公園内、野洲川の源流を臨む大自然のなかに立地。31サイトを有し徒歩で行ける温泉「大河原温泉かもしか荘」もあるなど、癒しのアウトドア体験が楽しめる。

同施設のおもてなしは、忍者姿でのサプライズサービス。運営する大河原温泉かもしか荘の林初広社長とアメリカ人スタッフが忍者に扮しキャンプサイトやレストランを巡回。地元の茶業組合寄贈のほうじ茶と緑茶のティーバッグをゲームに勝った客にプレゼントしている。といっても最後にはお客が勝つようになっているのだそうだ。

忍者姿でキャンプ場を見回り

甲賀流忍者のＰＲとサイトの見回りも兼ねて行っているが、手裏剣を使ったマジックもあり、お客には好評だ。林社長は「忍者姿を楽しみに来る人も多いですね。子どもには駄菓子をプレゼントしているので特に子ども連れから人気を集めています」「地元のイメージアップにもつながり、地域貢献できていることに喜びを感じています。お客様からＳＮＳで発信していただけるのでＰＲにもつながっています」と手応えを語る。

そのほか、市内には温泉が点在。甲賀流忍者を冠する「甲賀流忍びの宿　宮乃温泉」は美肌の湯として知られる。「炎の里　信楽の宿小川亭」は信楽焼の里の“たぬき温泉”として親しまれており、登り窯で焼いたタイルの湯船やたぬきをかたどった貸切露天風呂を持つなど地域色が濃厚。弘法大師が発見したと伝わる古湯「塩野温泉」や、信楽焼壺風呂を持つ「信楽温泉多羅尾乃湯ホテルレイクヴィラ」、多彩な入浴スタイルが楽しめる「甲賀温泉やっぽんぽんの湯」もあり、宿泊から日帰り利用まで幅広くお客を招き入れる。