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滋賀県内25城で「御城印」　甲賀は水口岡山城と水口城

21/03/12

登城の記念品として人気に

寺社を参拝してもらう「御朱印」が近年人気を集めているが、その城版が「御城印」。全国各地の城郭が登城記念として続々と発行し始め、ファンだけでなく観光客もこぞって収集に躍起だ。滋賀県内でも25城で発行。そのうち甲賀市２城で用意されている。コレクター魂に火をつけるアイテムを求め、近江の国を制覇したい。

御城印は、御朱印と同じサイズで、中央に城名が書かれ、かつて城を治めた城主の家紋や旗印が朱色で押印されているケースが多い。以前は著名な城を除き登城を記念するグッズに乏しかったが、比較的用意しやすい御城印の登場で、中小規模の城郭や山城でも記念の品を入手できるようになった。

昨年の大河ドラマ「麒麟がくる」放映の効果で、舞台のひとつとなった滋賀県内の各城でも人気に。スタンプラリー感覚で“城攻め”する人も増えているようだ。

甲賀市内では水口岡山城と水口城が用意。水口岡山城の御城印は個性的な色使いで、イベント時には特別版も登場する。水口城は藩祖・加藤嘉明所持とされる十字形洋剣「水口レイピア」の絵入り。

いずれも１枚３００円。甲賀市ひと・まち街道交流館で入手できるほか、水口城の御城印は水口城資料館でも取り扱っている。

水口岡山城の御城印（期間限定版）

そのほか、県内で御城印を発行しているのは、坂本城、膳所城、大津城（大津市）▽彦根城、佐和山城（彦根市）▽長浜城、小谷城、下坂氏館、田上山城、賤ヶ岳城（長浜市）▽八幡山城、観音寺城（近江八幡市）▽三雲城（湖南市）▽鎌刃城、上平寺城、京極氏館、長比城、八講師城、弥高寺（米原市）▽中野城、音羽城、鎌掛城（日野町）▽大溝城（高島市）。

御城印は現地のほか近くの観光施設や宿泊施設などで入手できる。