茨城・梅まつり 偕楽園と筑波山で開催
19/03/06
初春の可憐な喜び
茨城県を代表する梅の名所、水戸市の偕楽園とつくば市の筑波山梅林で2月16日から梅まつりが始まった。
日本三名園の1つ、偕楽園で開かれているのは「水戸の梅まつり」で3月31日まで。1897年(明治30年)の初回から数えて、今回が123回目と数の並びがいい。園内には100種・3千本の梅があり、これからが見ごろ。入場は無料。
3月21日まで夜間ライトアップされるほか、3月1、2、3日には隣接する常磐神社で全国梅酒まつりの催し(当日券800円)もあり、約140種の梅酒が飲み比べられる。
偕楽園は江戸時代の1842年、水戸藩9代目藩主の徳川斉昭が、家臣や領民が憩う場所にと小高い丘に造園。園内には梅林、竹林、芝生の広場があり、縁から見下ろす千波湖が借景として組み込まれている。
梅まつり期間中の土休日の15日間、JR常磐線の偕楽園臨時駅が開設され、東京方面からの下り特急列車などが停車する。
茨城県では現在、これまで無料だった偕楽園の入場有料化に向けた準備を進めている。県外からの観光客を対象に大人300円程度とする予定で、梅まつり期間中、県外観光客の区別をどのように行うかの実証実験を行っている。
筑波山梅まつりは、日本百名山に数えられる筑波山中腹の梅林が会場。斜面に広がる4.5ヘクタールに植えられた梅は約1千本。梅林からは東京の構想ビル群や東京スカイツリー、関東平野越しに富士山を望む。
梅まつりは3月21日まで。
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