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静岡伊豆 半島全域が「花回廊」に

桜から「田んぼの花畑」まで

静岡県伊豆半島は温暖な気候から、冬から春にかけて花々が次々に開花。3月上旬の桜からでもまだ遅くない。伊豆花回廊が旅人を待っている。

お椀を伏せたような山容の大室山や一碧湖、絶壁が連なる城ヶ島など景勝地がそろう伊東市の伊豆高原では、3月中旬―4月上旬に「桜まつり」を開催。伊豆急・伊豆高原駅周辺に200本植栽されている大寒桜から見ごろを迎え、伊豆高原の桜のトンネル、大室山さくらの里へと、約1カ月にわたり花見ができる。

また、西伊豆の松崎町では3月上旬から、那賀川沿いにある農閑期の田んぼ約6万平方メートルが広大な花畑に変わる「田んぼの花畑」が出現。アフリカキンセンカ、ルリカラクサ、ヒメキンギョソウなど主に6種の花が、2カ月間にわたって咲き競う。最終週となるゴールデンウイーク前半には、訪れた人が自由に花摘みも楽しめる。

4月上旬には、那賀川沿いに約6キロ続く1200本のソメイヨシノの並木も満開となり、春の伊豆花回廊はクライマックスを迎える。

田んぼの花畑

西伊豆の松崎町に出現する「田んぼの花畑」

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