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特別浴室が人気 道後温泉別館「飛鳥乃湯泉」

新しい外湯として存在感確立

道後温泉本館の保存修理工事中でも、道後温泉には新外湯施設「道後温泉別館・飛鳥乃湯泉」がある。2017年12月に道後としては約30年ぶりとなる新しい温泉施設としてグランドオープン。以来、新しい観光拠点として存在感を確立、本館工事中の誘客への影響の懸念を吹き飛ばす活躍をみせている。

3千年の歴史を誇る道後の特徴から「日本最古の湯を再現した空間の創出」がテーマ。聖徳太子が入浴したと伝わる道後の歴史から、瓦葺きに朱色の柱といった飛鳥時代の建築様式を取り入れ、屋根の上には道後のシンボル・塔屋と一対の鴟尾(しび)を配置した。

館内も太古の歴史ムードを装飾などで演出。浴場は1階に男女大浴場と、本館にはない露天風呂で源泉かけ流しの湯を楽しめる。大浴場には砥部焼による陶板壁画を壁面に配し、道後にまつわる和歌の風景を演出している。

2階にある本館の皇室専用の浴室「又新殿」を再現した特別浴室では一定以上の身分の人が湯浴みで身につける「湯帳(ゆちょう)」を着て、飛鳥時代の入浴を体験することもできる。

飛鳥乃湯泉

「又新殿」を再現した特別浴室

特別浴室は部屋代1組2040円と入浴料同1690円で利用できるという価格設定も人気の理由だ。

また、2階には約60畳の大広間、休憩室を設置。白鷺や玉の石、聖徳太子といった道後の伝説をモチーフにした個室休憩室5室も。

料金は1階浴室が大人610円、2階大広間休憩室が同1280円、2階個室休憩室が同1690円。休憩室はいずれも入浴利用がつく。

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