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鹿児島「西郷どん」の旅(2) 隆盛ゆかりの鹿児島市・西南戦争の舞台めぐる

城山で足跡たどる 維新ふるさと館で学びも

「西郷どん」の旅、注目は当然、隆盛ゆかりの地めぐり。県内各地に史跡が点在するが、多くは鹿児島市に集結。まずは西南戦争が行われ、隆盛が生涯を閉じた地、鹿児島市内を中心に隆盛の足跡を訪ねてみよう。

旅は城山から。西南戦争最終の地であり、隆盛はここで陣を張った。展望台から桜島や鹿児島市街地を一望、快晴の日には霧島連山や指宿の開聞岳も望めるという眺望に隆盛は何を思ったか。

西南戦争薩軍本営跡「ドン広場」は西南戦争時に薩摩軍の本営が置かれたところ。挙兵後、わずかとなった兵とともに西郷はこの地に。少し登ると、「明治十年戦没薩軍本営跡」と刻まれた石碑がたつ。

西郷洞窟は城山に立て籠もった西郷が最後の5日間を過ごした場所。桐野利秋、別府晋介、村田新八、池上四朗らとともに過ごした。

そして西郷隆盛終焉の地へ。城山を包囲した政府軍は砲撃を開始。薩摩軍は最後の抵抗を試みたが、隆盛は銃弾を受け、この場所で別府晋介の介錯で最期を迎えた。

西郷隆盛銅像は城山の地にたつ。陸軍大将の正装の姿で、台座を含めた高さは約14メートル。1937年に建立後、今もこの地から薩摩を見守り続けている。

そのほか、隆盛が創設した私学校跡や、薩摩藩主が暮らした鶴丸城跡、隆盛生誕地、西郷武家屋敷跡、墓地など隆盛にまつわる史跡が周辺に点在している。

学びは維新ふるさと館で。隆盛や大久保利通の出身地である同市加治屋町にあり、鹿児島の歴史や先人の偉業を、映像やジオラマ、ロボットなどを使った展示・演出で紹介している。

維新ふるさと館

維新ふるさと館では隆盛らが
等身大ロボットで登場

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