歴史と専門店街の二面性(1) 御茶ノ水駅から湯島聖堂へ
17/09/15
賢人に何を学ぶか 聖堂の緑陰で涼む
御茶ノ水駅改札を出る前に、ホームからの景色を眺めてみる。現在、駅は耐震補強やホームの延長のための大規模改良工事中、普段はホームから眺めのいいアーチ橋、聖橋も長寿命化工事のため覆われているけれど、それでも眼下を流れる神田川を見下ろす開放感は都心駅では有数のもの。
東京駅寄りの聖橋口を出て、聖橋を渡る。右奥にりっぱな森があり、その中に湯島聖堂が建つ。趣のある築地塀がぐるりと囲んでいるのも、いい感じだ。5代将軍の徳川綱吉が儒学振興のために創建した孔子廟で、その後学問所となり、明治期には高等師範学校が設置されるなど、近代教育発祥の地となった。聖堂といえば孔子を祀る建物を差すのだそうだ。
門をくぐると正殿にあたる大成殿がある。殿内には孔子像を中心に、ほかに孟子など4賢人像が祀られている。ただ、日曜日しか公開していない。
園内はスダジイの巨木など濃い森が印象的だ。酷暑の散策であっても、聖堂の緑陰は涼しかった。森の中に建つ高さ4.5メートルほどの孔子像は世界最大だそう。
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