竜の子街道の見どころ(1) 焼き物の常滑・歴史風土の半田
醸造文化でつながる「竜の子街道」。常滑・半田・碧南・西尾の4市は醸造のほかにも食文化や歴史、自然など多彩な魅力がある。観光客が思わず目にとめるだろう実力が隠れていてはもったいない。「UMAMI ROAD」の深みに触れる旅に出よう。
六古窯の誇りを訪ねて 常滑市
中部国際空港セントレアを擁する、愛知の空の玄関口・常滑。醸造業は江戸時代から酒や味噌、醤油が生産されてきた。この3つを生産する「盛田」運営の「味の館」に行けば、約170年前建造の醸造蔵を改装した館内で酒、味噌、たまり、醤油の製造工程やできたての商品の賞味を楽しみながら醸造文化に触れられる。酒は「白老」で知られる澤田酒造で蔵の見学を。
また常滑と言えば、六古窯の一つ・常滑焼でも知られる。陶磁器会館から始まる路地歩き「やきもの散歩道」で陶器の廃材を利用した坂道や黒塀の工場などを探索し、焼き物のまちの風土に触れよう。夏の「常滑焼まつり」は焼き物の大即売市と夜の納涼花火大会で賑わう、市最大のイベントだ。
もうひとつの産業観光として、工場見学やミュージアムで明太子のすべてが学べる「めんたいパークとこなめ」もおすすめ。
酢とビール文化を深く 半田市
江戸時代から醸造業と海運業が発展し、知多の中心地として存在感を発揮してきた半田。まちにたたずむ蔵や歴史的建造物にものづくりの魂を感じることができる。
国内有数の酢のメーカー・ミツカンも、ここ発祥。「ミツカンミュージアム(MIM)」は同社が現代まで手掛けてきた食酢づくりの歴史を展示や映像で紹介するほか、寿司や鍋物をテーマにした体験で食の魅力を学べる。同社の主力商品「味ぽん」のオリジナルラベルづくりも楽しめる。見学は事前予約制で、90分のガイドツアー形式。
「半田赤レンガ建物」は国登録有形文化財のビールの製造工場を観光施設としてリニューアル。ここで作られていた幻の「カブトビール」を試飲すれば醸造文化の奥の深さに触れられる。
半田最大の祭典は10月7、8日に開かれた「はんだ山車まつり」。往時の繁栄の象徴ともいえる豪華絢爛な31輌の山車がまちに繰り出し、勢ぞろいするさまは壮観のひと言。桟敷席を用意し旅行商品化もされている。
童話「ごんぎつね」を書いた新美南吉の出身地でもあり、記念館と、秋の矢勝川堤に咲く300万本の彼岸花が南吉の童話の世界を伝える。
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